慢性腎炎と漢方薬(48歳男性)

48歳の男性。15年前に腎炎になり治癒したが、1年前よりまた再発したといいます。血尿、蛋白尿あり。手足が冷え、爪もガサガサと割れています。

漢方薬の芎帰膠艾湯(煎じ薬)を調合。飲み始めていくと、血尿が改善し、次第に爪につやが出てきました。しばらく服用されましたが、腰のだるさや蛋白尿がまだあり、寝汗も出ていたので、柴胡桂枝乾姜湯(煎じ薬)を調合しました。すると、その後状態が改善していき、蛋白尿も出なくなりました。それからは再発はしていないと言います。

頻尿と漢方薬(48歳男性)

48歳の男性。頻尿で悩んでいるとご相談に見えられました。寒い日などは、1日に15~20回も行くことがあり、夜間も3~4回起きるといいます。体質は、下半身の冷え、腰痛、胃もたれ、肩こりなどがあります。

漢方薬の苓姜朮甘湯(煎じ薬)を処方。飲み始めて1ヵ月後、尿の回数が減ってきたと言います。さらに1ヵ月後、夜間尿がなくなり、日中も10回前後と減ってきました。また、足が温まってきていると言います。その後は、次第に正常に戻り、約1年の服用で完治されました。