めまいと漢方薬

49歳女性 身長157cm 体重60kg

3~4年前より、めまいがある。特に春先や秋口などの季節の変わり目に悪化。立ち上がったときや頭を起こすとフラフラし、ひどい時は天井がくるくる回り、寝返りも打てないほどになる。性格的には神経質で、不安になりやすい。

今回も、ふらつきがあるということで、漢方薬の苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を処方。飲み始めてすぐに、小水がたくさんあり、ふらつきが改善。それ以降、少しふらつきがみられると苓桂朮甘湯を服用し、めまいは起きていない。

漢方では、メマイの多くを”水毒(すいどく)”と考えている。水毒とは、身体に溜まる余分な水のことで、不安やあせりが強いタイプは、水毒が頭や耳にたまり、頭痛やメマイを起こすことがある。苓桂朮甘湯は、頭に上った水毒を、小水に導くことで、メマイや頭痛を治す。

喘息と漢方薬

42歳男性 169cm 体重71kg

3年前より風邪の後から喘息発症。夜間から明け方にかけてヒューヒューゼーゼーと発作が起こる。低気圧により悪化。病院からの薬で一時的に良くなるも根治できないため漢方薬で体質改善をしたいと御来局。

体質的にはアレルギー性鼻炎があり、冷たいジュース(サイダーなど)を好む。のどの渇きあり。小水は1日4~5回で大便は1日1回。汗は出やすい。冷えはなし。

漢方薬の小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を処方。飲み始めると、すぐに小水が多くなり、2週間くらいしてから発作が減り始める。1ヵ月後にはほぼ消失。3ヶ月間飲み続けて漢方薬を止めたが、再発は、見られていない。

漢方ではこのような方の体質を”水毒(すいどく)体質”と呼んでいる。これは、冷たいジュースを飲み続けたことにより、身体の中に余分な水が溜まり、それが毒となって喘息を引き起こしていたと考えられる。漢方薬の小青竜湯は、この余分な水をお小水として体外に排出していくことで、喘息体質を改善する。この方にはジュースを飲むのを止めてもらい、適度な運動を心掛けてもらったことで、喘息体質が早く改善されたと思われる。