蓄膿症と漢方薬…19歳の男性

4~5年前より鼻づまり、後鼻漏、頭痛がするようになり、病院で蓄膿症と診断されたといいます。抗生物質を飲むと少し良くなるようですが、長期服用に抵抗があり、漢方で体質改善したいとご相談に見えられました。体質は、肩こり、吹き出物、湿疹があり、肉類、脂っこいものを好みます。鼻汁は黄色くドロッとしたものが出て、時々鼻血が出るといいます。

 漢方薬の荊芥連翹湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、鼻汁がたくさん出た後、鼻が少し通るようになったといいます。さらに1か月後、鼻づまりが減り、吹き出物が出なくなったといいます。漢方薬をさらに継続していくと、頭痛、後鼻漏も改善していき、1年がたったころには鼻づまり、後鼻漏はなくなりました。

ゲップと漢方薬…22歳の女性

20歳のころからゲップに悩まされているといいます。もともと胃腸は弱く、みぞおちの当たりが張りやすいといい、便秘・下痢を繰り返します。

漢方薬の茯苓飲加半夏(煎じ薬)を調合。1か月後、胃の張りが改善され、便秘をすることがなくなってきたといいます。さらに1か月後、ゲップは半減し、胃腸の調子が良いといいます。その後、服用半年を経過したころより、ゲップはほぼ出なくなったといいます。