片頭痛と漢方薬…39歳の女性

10年前くらいから片頭痛に悩んでいるといいます。今までは病院の薬(デパケン)を服用していたようですが、妊娠も考えたいので漢方薬に切り替えたいとご相談に見えられました。体質は、手足の冷え、肩こり、生理痛があります。

漢方薬の呉茱萸湯を調合。1か月後、手足が温まり、デパケンを止めても頭痛が軽くしか起こらないといいます。さらに2か月後、片頭痛は起きていないといいます。継続すること半年後、頭痛は起きず、無事に自然妊娠されました。

うつと漢方薬…59歳の女性

母の介護をしていた疲れのためか、半年前より何もやる気がしなくなったといいます。食事はとりますが、ただ食べているという感じで食べたいという気持ちが出ず、夜も何度も目が覚めるといいます。病院の抗うつ剤を飲むのには抵抗があり、漢方のご相談に見えられました。性格は几帳面で真面目なタイプ。不安感や取り越し苦労が多く、ささいなことが気になるといいます。

 漢方薬の柴胡加竜骨牡蠣湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、少し気持ちが軽くなり、やる気が出てきたといいます。さらに1か月後、食欲もわくようになり、夜もよく眠れるといいます。そのまま柴胡加竜骨牡蠣湯を継続し、1年がたったころには、気持ちも明るくなり、元の状態に戻りました。