ムズムズ足症候群(60代の女性)

ふくらはぎからお尻にかけてムズムズするように痒くなる。長く座っていたり、お昼からひどくなる。

朝からお昼にかけては治っている。運動が得意な方で、スポーツ心臓とのことである。普段は疲れやすく寝つきも悪い。頭が重くなり、肩こりもひどい。便秘気味。

自家製漢方煎じ薬を服用後薬一ヶ月、足のムズムズが起きても我慢ができるようになってきた。

この5日は症状が全くでなくなって、本人も喜んでいられる。また、寝つき、疲れも良くなった。

漢方薬は、病名から出すのではなく、「証(しょう)」といって、身体の体質と漢方薬の相性がよいものを使うと良く改善される。この方の場合も、心臓の働きも考えて、証に従って出したことが比較的短い間で変化できた要因だと考える。

ただ、これから温度差や体調不良で戻る可能性もあるので、もう少し服用を続けて頂いている。

大腸憩室(70歳男性)

お腹の痛みで来店されました。

お腹の冷えと張りが毎日辛いとの事でした。少し不眠傾向、胃のもたれがあり、めまい、胸焼け、足のむくみもありました。病院では大腸に憩室があり、それが痛みを起こすのだと言われました。サンショウとショウガの漢方薬を30日服用後、排便がスッキリして、腹痛、腹満、内痔核が少しよくなりました。長く服用していると再び症状が悪化。ニッキとシャクヤクの入った漢方薬を合わせて服用、今は痛みが出ることは殆どなくなりました。