胸やけと漢方薬

76歳の女性。2~3年前より胸やけがするようになり悩んでいるといいます。病院で、胃酸を抑えるネキシウムという薬を処方され飲んでいるようですが、胸やけは変わらないといいます。お酒やたばこはされませんが、甘いものは好きだといいます。

漢方薬の安中散(自家製)を調合。飲み始めると、次第に胸やけは改善し、1か月後にはほぼなくなりました。現在も安中散を服用しながら、元気に畑仕事をされています。

長引く微熱、だるさと漢方薬(40歳の女性)

40歳の女性。1年前に風邪をひいて体調を崩し、それ以来微熱や身体のだるさがあるといいます。病院で検査を受けたようですが特に異常はないといわれ、不眠傾向もあるため、軽い睡眠導入剤と精神安定剤が出ています。主な症状は、微熱、だるさ、不眠、肩こり、寝汗、動悸、不安感、で、身体が暑くなったり、すごく冷えたりするといいます。特に生理前にひどくなります。

漢方薬の柴胡桂枝乾姜湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、飲んでからしばらくして汗と小水がかなり出て、微熱が治ってきたといいます。さらに1か月後、だるさ、寝汗もなくなり、夜もよく眠れるようになったといいます。その後約半年間の服用で症状はすべて改善されました。