手荒れ(進行性指掌角皮症)と漢方薬

35歳の女性。3年前より、手の指先がガサガサになり、割れたり、ひどいと血が出たりして悩んでいるといいます。特に冬場にひどくなるといいます。

体質は、冷え症で、腰痛や生理痛もあります。冬は手足が氷のように冷たくなるといいます。

漢方薬の当帰四逆加呉茱萸生美湯(煎じ薬)をお出しし、紫雲膏(軟膏)を塗ってもらうことにしました。1か月後、手足が温かくなる時がでてきて、ひどく割れることはなくなったといいます。3か月後、手のガサガサが改善してこられました。その後、季節も暖かくなり、手荒れは改善しましたが、そのまま漢方薬を服用され、次の冬がやってきましたが、指先が切れたり割れたりすることはなくなったといいます。