自律神経失調による高血圧と漢方薬

53歳の女性。3年前より、病院で高血圧と診断され、血圧を下げる薬を飲んでいたようですが、普段血圧が低いことが多く、漢方薬で治したいとご相談に見えられました。血圧は現在、最高が110㎜hg~120㎜hg前後ですが、突然150㎜hgになったり、季節の変わり目などに一時的に170㎜hg まで上がったことがあるといいます。

体質は、足の冷えがあり、神経質なところがあり、不安になりやすいといいます。時々立ちくらみ、動悸がします。季節の変わり目などに、眠れなくなることがあるといいます。頻尿もあります。

漢方薬の苓桂朮甘湯を調合。飲み始めて1か月後、足が温まり、気分がよくなって、ぐっすりと眠れるといいます。3か月がたったころより血圧も安定していき、突然高くなることがなくなってきたといいます。その後も漢方薬を服用し、1年がたちましたが、血圧は安定しているといいます。