掌蹠膿疱症と漢方薬(51歳女性)

51歳の女性。2年前より手のひら、足の裏に膿胞ができ始めたといいます。病院で掌蹠膿疱症と診断され、ステロイド剤を付けていたようですが改善されず、漢方のご相談に見えられました。

体質は、身長155㎝体重60㎏とやや太めで、喫煙歴がありますが、現在は止めています。患部は赤く、手足は暖かく、皮がごわごわとむけています。生理は順調にあったようですが、昨年より来ていないといいます。

漢方薬の大柴胡湯(煎じ薬)を調合。自家製軟膏の紫雲膏も付けてもらいました。1か月後、飲み始めてすぐに、ひどく膿胞が出たようですがその後軽減し、皮がぼろぼろとむけているといいます。さらに1か月後、新しい膿胞はポツリポツリとしかできていません。その後3か月、新しい膿胞はできなくなったといいます。その後も漢方薬を継続し、約1年、肌はすっかりと元のきれいな状態に戻りました。