肝斑(しみ)と漢方薬(39歳の女性)

39歳の女性。2年前くらいから、顔に肝斑(しみ)がたくさん出来始めたといいます。ちょうどその頃から仕事のストレスがひどくでてきたようで、夜もぐっすりと眠れなかったり、甘い物を食べすぎたりということが増えたといいます。生理は時々不正出血があり、生理痛もあって、鎮痛剤を毎回飲みます。便秘、肩こり、足の冷えがあります。

漢方薬の柴胡桂枝乾姜湯と折衝飲を調合しました。前者は、ストレスによる肝臓の疲れを改善し、不眠やイライラを改善し、後者は、瘀血(おけつ)という血液の汚れをとりのぞいていきます。飲み始めて1ヵ月後、大便は毎日出るようになって、よく眠れるようになったといいます。その後も漢方薬を継続され、半年が経った頃より、肝斑(しみ)が薄くなり始め、1年後にはきれいに元の状態に戻りました。