うつ病と漢方薬(49歳男性)

3~4年前より、気分の落ち込みが頻繁に訪れるようになったと言います。一時は病院でもらった薬を飲んでいたようですが、あまり長く続けることに抵抗があり、漢方薬を試してみたいとご相談に見えられました。

性格は几帳面で心配性。ささいなことで悩みやすいといいます。夜は寝つきは良いですが、2~3時間で目が覚めることがよくあるといいます。ときどき、ゲップや便秘、お腹の張りが出るとのことです。

漢方薬の柴胡加竜骨牡蠣湯(煎じ薬)を処方。飲み始めて1ヵ月後、気分の落ち込みが減ってきたと言います。さらに1ヵ月後、夜もよく眠れて、気分がよく、落ち込みもかなり減ってきたと言います。その後は約1年間服用し、うつ症状はほぼ改善し、現在は調子が悪くなった時だけ服用されています。