陰部の痒みと漢方薬

38歳の女性。2年前より、陰部に痒みが出始め、病院で塗り薬をもらいつけると痒みは治まるが、止めるとまたすぐに痒くなるといいます。ずっと塗り薬をつけていたそうですが、なかなか治らないので、漢方薬を試してみようと来局されました。

身長は160cm、体重52kg。足は冷えますが、顔は赤く、のぼせやすいと言います。月経は順調で、月経痛はあり、鎮痛剤を服用すると言います。好きな食べ物は、甘い物、ワイン、などで、大便は3~4日に1回、小水は日に5~6回といいます。

漢方薬の黄連解毒湯を処方。飲み始めて2週間後、大便が毎日出るようになったといいます。さらに2週間後、痒みが減ってきたとのこと。そこからは塗り薬をつけるのを止めて、漢方薬のみを服用してもらうことに。その後は、徐々に痒みが無くなっていき、半年後には完治しました。