アトピー、慢性鼻炎と漢方薬(19歳女性:身長168cm体重58kg)

もともと小さな頃よりアトピー性皮膚炎があり、中学に入った頃より悪化し始め、その頃より、アレルギー性鼻炎も出始めた。始めの頃は、ステロイドで抑えていたが、改善が見られず、病院の粉の漢方薬も服用してみたが改善が見られなかったため、知人の紹介で来局された。

首の周りや顔がガサガサとしており、肘の内側、背中、膝の裏にジュクジュクとした湿疹がある。何年かステロイドをつけていたためか、患部は黒く、皮膚が分厚くなっている。体質は、健康体で生理も順調にあり、活発なタイプ。鼻はつまり気味。食事は、肉類やラーメンなどを好み、甘い物も食べる。大便は2~3日に1回。

漢方薬の荊芥連翹湯を処方。飲み始めて2週間が経った頃より、患部から黄色い汁が出始めたという。そのまま頑張って継続してもらい、2ヵ月が経った頃より汁は出なくなり、改善が見られ始めた。それから約2年服用。良くなったり悪くなったりを繰り返しながらだが、アトピーは完全に無くなり、鼻炎も改善された。