逆流性食道炎と漢方薬(38歳女性:身長159cm体重63kg)

3年前に、胃痛、胸焼け、ゲップが出るようになり、病院へ行ったら逆流性食道炎と診断された。現在は病院で処方された胃酸を抑える薬を飲んでいるが、最近、胃もたれや吐き気なども感じるようになり、漢方薬を試してみようと来局された。

顔色は悪くないが、目の下にクマがあり、昼食後に眠くなるという。また、足が冷えやすく、背中が痛くなることもある。大便は2日に1回、時々下痢をする。生理は順調で、生理痛も軽い。

漢方薬の茯苓飲加半夏(ぶくりょういんがはんげ)を処方。飲み始めると、はじめ臭いのくさい大便がたくさん出たというが、その後それは無くなり、毎日通じがあるようになったという。また、胸焼けや吐き気も次第に無くなり、飲み始めて3ヶ月経った頃には、胃の調子もほぼ改善されたため、病院の薬を止めてみたが、その後も悪化することなく順調な経過をたどっている。