今月のおめでた(42歳女性:身長165cm体重58kg)

35歳の頃より不妊治療を開始。AIHを10回以上、顕微授精を6回ほどしたが駄目で、漢方薬で体質改善をしてみようを来局された。

病院の検査では、全く異常が無く、ご主人様の精子も特に問題がないとのことだったが、長年にわたる不妊治療のためか、最近では、採卵した卵子の核が無いことや血液検査の数値が好ましくない(LHホルモンが高値など)ことがあるとのこと。

顔色は、少しシミが目立ち、舌の裏側には、はっきりとした濃い紫の静脈瘤がある。大便はやや便秘気味で、足は冷え、顔はのぼせる。肩こり、頭痛あり。

漢方薬の柴胡桂枝湯と桂枝茯苓丸を交互に服用してもらうことにした。飲み始めると、はじめ少し下痢をしたがその後、大便が毎日あるようになり、3ヵ月後には、舌の裏の静脈瘤が薄くなり、肩こりや頭痛はなくなった。それから病院へ行くと、血液検査の値もよくなっており、採卵。卵子の状態はよく、胚盤胞まで育ち、移植。漢方薬は、流産防止の芎帰膠艾湯を処方。その後、無事着床し、芎帰膠艾湯を3ヶ月間服用し続けてそのまま無事にご出産された。