痛風と漢方薬(58歳男性:身長171cm体重80kg)

3年前に右足の親指の関節に激痛を感じ、病院で調べたところ痛風と判明。尿酸値を調べると8.7mg/dlですぐに薬(ザイロリック)を処方された。薬を飲んでしばらくすると尿酸値は6.7mg/dlまで下がったが、薬を止めるとまた尿酸値が高くなるため、漢方薬で体質改善をとご来店された。

体格はがっちりしていて顔は赤い。血圧は最高が150前後で最低が100くらいとやや高い。お酒は毎晩ビール500mlを1~2本。仕事のストレスも多くいらいらしやすい。大便は日に1~3回。小水は近く、夜は2~3回小水に起きる。

漢方薬の大柴胡湯(だいさいことう)を処方。飲み始めて1ヵ月後、顔の赤みはとれ、血圧も最高が140で最低が88と安定してきた。その後、痛風発作も出ることなく約半年間飲み続け、血液検査を行ったところ、尿酸値は6.0mg/dlと安定していた。

不安感(気分の落ち込み)と漢方薬(48歳女性:身長158cm体重53kg)

3ヶ月前に家でトラブルがあり、それ以来、不安感と気分の落ち込みが激しい。ひどいときは、人と会うのも面倒になる。また、夜は眠りが浅く、すぐに目が覚める。軽い安定剤を飲むこともある。食欲は低下気味で体重も5kg ほど落ちた。体格は、しっかりされているが、ささないなことが気になり、くよくよ考えやすい。

漢方薬は、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)を処方。飲みはじめて1ヶ月が経った頃から、わりとよく眠れるようになり、気分が少し楽になる。さらに3ヶ月飲んだ頃には、不安感や落ち込みがかなり減り、現在も継続して服用されている。