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むつごろう畑の近況報告

今年も大きな房をつけました。牡丹の種がぎっしりこの中に入っています。牡丹は根から増えますので種は撒いたことがありません。撒いてみたい方がありましたら差し上げます。ご連絡下さい。


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今年最後の駿府城外堀薬草園の芍薬の花です。静岡では牡丹の後に芍薬が咲きます。これから夏に向けて根っこが成長していきます。一年後をお楽しみに。


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生薬のお話 釣藤鈎(ちょうとうこう)

2019年03月06日

 カギカズラ(釣藤鈎)は南方系の植物ですが、日本でも房総半島以南や四国、九州に分布する常緑つる性の樹木です。
釣り針の様なトゲをひっかけながら上へ上へと伸びて行き10mを超える物もあります。
 明るい森林地帯に自生し、トゲは葉に隠れる様に茎の両側あるいは片側につけるので、下から見上げると全てのトゲを見る事ができます。
 6~7月にクリーム色の花が咲き種をつけます。
 このうち猫の爪の様に鋭くとがったトゲと茎に薬効があり、釣藤鉤と呼ばれています。
 赤褐色~暗褐色の物が多く、黄褐色を呈す事もあります。においや味はほとんどありません。
 秋にトゲの付いた茎を1~4cm位に切断して乾燥し保存します。
 和歌山県で収穫した釣藤鉤を中国に売っていた時代もありましたが、今ではほとんど中国産のものを使っています。
 (日本のカギカズラは絶滅危惧種に分類されています。)

 アルカロイドやポリフェノールを多く含み、鎮静作用や血管拡張作用、鎮痙作用、鎮痛作用があります。
 子供の疳の虫やひきつけ、血圧上昇にによるめまいなどに釣藤鉤を煎じて服用されていました。
 しかしながら、他の生薬と組み合わせる方が更に効果的なため、今では漢方薬が使われています。

 抑肝散・・・・・・神経の興奮を鎮める(アルツハイマーに有効)
        組成:釣藤鉤・柴胡・当帰・川きゅう・蒼じゅつ・ぶく苓・甘草

 釣藤散・・・・・・・精神の安定を図り、高血圧を改善
        組成:釣藤鉤・菊花・石膏・陳皮・麦門冬・半夏・ぶく苓・人参・防風・甘草・生姜

 七物降下湯・・・頭痛、神経過敏、疳の虫、ひきつけなどに効果
        組成:釣藤鉤・川きゅう・甘草・当帰・芍薬・黄ぎ・黄柏
 

 余談ですが、アマゾンの先住民にも『体を正常な状態に戻す万能薬』として大切にされている樹木ですが、林業においてはこのトゲのため厄介者として嫌われています。