西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

今月のおめでた
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むつごろう畑の近況報告

当帰の種蒔が始まりました。例年より二週間早くなりました。畝幅50センチで筋蒔きで撒いてみました。これからが雑草との戦いです。無事大きくなってほしいものです。

 


むつごろう新聞

トピックス情報

当帰の苗が奈良からやってきました。苗植えが始まります。今年の当帰は例年より二週間は早い到着です。全長20㎝、私は未だにこんな素晴らしい苗は作ることができません。漢方堆肥の畑に植えるのは楽しみです。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

竜骨(りゅうこつ)

2019年02月27日

 今回は、竜骨(りゅうこつ)について紹介します。竜骨は、前世紀に生息した大型哺乳類動物の化石化した骨で、主に炭酸カルシウムからなります。不定形の塊または破片で外面は淡灰白色、質は重くて堅いけどややもろく、破砕して小片および粉末にして用います。少し赤みがかった内部の髄質は多数の細孔が縦走しているため水分を吸着しやすく、噛むと下に付着し吸われるような感じがします。鎮静剤として使われ、気分のふわふわしたものを落ち着かせる働きがあります。漢方では、鎮静、収斂を目標に心悸亢進、精神不安、不眠などの症状に用います。竜骨は、主成分が竜骨と同じ炭酸カルシウムである牡蠣(ぼれい)と働きは似ていますが、牡蠣とは異なり燐酸カルシウムを多量に含んでいるので固気にも働きます。よく使われる漢方薬には、柴胡加竜骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯があります。

 

柴胡加竜骨牡蠣湯は、甲状腺機能が更新しているような興奮しやすいものによく用いられます。体格がよくて体力のある人にこの証は多いです。神経症、高血圧、精神分裂病、不眠症などで胸がはって精神状態がもうろうとする、物音や光に敏感で驚きやすく、驚けば動悸し、気苦労が多く、悪夢に悩まされるなど心的傾向の悩みが多い症状に用います。これは五感の働きが病的に敏感になっている状態です。構成は、10味と比較的含まれている生薬は多いです。柴胡、半夏、生姜、大棗、人参は、小柴胡湯の方意で胸脇苦満を治し、桂枝・茯苓、竜骨・牡蠣は心煩、動悸を治します。これに大黄が加わります。桂枝・茯苓は水気の逆行を下降し、竜骨・牡蠣はふわわした気を収斂し水血の凝堅を軟らかくして動悸を鎮め煩驚、煩燥を治します。

 

桂枝加竜骨牡蠣湯は7味から成り、桂枝湯(桂枝、芍薬、大棗、生姜、甘草)に竜骨・牡蠣を加えたものです。体質は虚弱で疲れやすく、神経症や精神不安がある場合に用います。のぼせてフラフラしたり、驚いて発汗したり、腹部に動悸があり、下腹部が突っ張るような症状がみられます。竜骨・牡蠣は、顕著な臍上動悸を鎮め、煩燥、動悸、不眠を鎮静します。また、固気に働く竜骨は桂枝と組んで、胸中に走り驚狂を鎮静します。利水に働く牡蠣は、桂枝と組んで気の上衝を緩和、甘草と組んで神経症状を伴う胃腸障害を治します。下腹部の腹直筋のひきつりは芍薬・甘草により緊張を緩め、腹痛、疼痛を治し、症状を改善します。