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むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

種の収穫です。当帰の種を取っているだけで、掌はぽかぽかになります。当帰が体を温める理由が体感できました。


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牡丹の陰に隠れるように、カラスビシャクが生えています。最近では沢山増えています。生薬名は「半夏(はんげ)」。生姜と組んで吐き気を除きます。一本抜いてみたところ可愛らしい半夏がついてきました。


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牡丹皮

2017年03月10日

(写真は、牡丹の発芽   2017年3月10日撮影)

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」

以前、芍薬の紹介をしましたが、今回はこの牡丹の根皮、『牡丹皮(ぼたんぴ)について紹介したいと思います。

牡丹皮は、秋から冬にかけて根を採り木心を除き、乾燥して用います。外面が赤褐色~暗褐色、内部が淡紅色で、香気が強く太いものが良品です。

牡丹皮は消炎性駆瘀血剤で、血中の伏熱を瀉し、血を涼しくし、血を和して血を生じます。また、通経、排膿などを目標にも用います。

牡丹皮の調経作用は芍薬と共通で、月経不順、月経痛、出血、消耗性発熱にも使われます。消炎作用は芍薬より牡丹皮の方が優れ、抗痙攣作用は芍薬の方が優れています。牡丹皮は消炎・涼血が主体で炎症性腫脹疼痛に応用され、芍薬は補血・鎮痛が主体で脇痛、腹痛、手足拘攣に応用されて用いています。

牡丹皮を用いる主な漢方薬は、温経湯、桂枝茯苓丸、加味逍遥散、八味地黄丸、大黄牡丹皮湯などです。牡丹皮は桂枝と同様に、血脈中に走り瘀帯を除きます。桂枝と併用すると、血行促進作用が一層強まります。桂枝茯苓丸や八味地黄丸の薬能がそれです。

瘀血をつくる原因の1つとして欧米風の肉食が挙げられます。しかし現在は、食物を栽培・供給するにあたって農薬や化学肥料、食品添加物や保存料などが数多く使われ、洗剤も体内に蓄積しやすい石油系石鹸を用い、またこれらを使用した後のゴミの処理の方法に至るまで日常的に様々な要因に曝されています。これらは、人体の中で排泄しきれないで残り、瘀血としてこびりついて循環を阻害し、頭痛、イライラ、生理不順・不妊・子宮筋腫などの婦人科疾患、動脈硬化、アトピーなどの原因となっています。また、本来人間の体を治療するはずの西洋薬までが瘀血の原因になっています。代表的なものとしては、ステロイド剤が挙げられます。このような症状に、桂枝茯苓丸という漢方薬がよく使われます。桂枝茯苓丸は、桂枝・茯苓・牡丹皮・桃仁・芍薬の5種類から構成されています。牡丹皮と桃仁はともに実証瘀血に用いられ、比較的作用の強い部類に属します。牡丹皮の涼血作用と桃仁の破血作用とが組んで、活血して実証瘀血を除きます。また牡丹皮は、補血と鎮痛に働く芍薬を得て血分の熱を除き血流を良くしますし、桂枝と組んで血行促進作用を高めています。

温経湯も駆瘀血剤として婦人科疾患やアトピーによく使われますが、主に陰性瘀血に対して用い、病状も静的なものが多いです。温経湯の中で牡丹皮は2味の薬徴として、阿膠と組んで旧血を和して新血を会通する働き、人参と組んで血の堅凝を砕く働きを成しています。