西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

今年も大きな房をつけました。牡丹の種がぎっしりこの中に入っています。牡丹は根から増えますので種は撒いたことがありません。撒いてみたい方がありましたら差し上げます。ご連絡下さい。


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今年最後の駿府城外堀薬草園の芍薬の花です。静岡では牡丹の後に芍薬が咲きます。これから夏に向けて根っこが成長していきます。一年後をお楽しみに。


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徳川家康公の秘伝の漢方薬

2015年05月01日

江戸時代で75歳まで健康で長生きをし、子沢山に恵まれた家康公の秘訣は鷹狩りで足腰を鍛え、麦飯を良く噛んで歯を鍛え、秘伝の漢方薬をのんでいたこと・・・。その秘伝の漢方薬は「八の字(はちのじ)」と言います。中国の宋八代皇帝「徽宗(きそう)」がまとめた太平恵民和剤局方に無比山薬円と同じもので、これを参考にして、日本の漢方医、三宅意安が延寿和方彙函(えんじゅわほういかん)で「八の字」との名で書います。また、無比山薬圓は、金匱要略(きんきようりゃく)という西暦100年位に書かれた医学書に載っている八味丸を参考にしていて、日本では、曲直瀬道三の衆方規矩(しゅうほうきく)に登場しました。その作り方は、下拵えとして胃にもたれやすい成分はお酒や、酒と生姜汁半々で48時間浸し24時間常温で乾かし、他の生薬とも薬研(やげん)で粉末していきます。全てが粉末に仕上がったのは約10時間、手の平が鈍く痛みました。その後、乳鉢で撹拌し約8時間湯煎して濃縮させた蜂蜜(煉蜜という)を、少しずつ混ぜていきます。最後はそばをこねるように火傷に気をつけながら手で練り上げます。そこからゴルフボール大に小分けして、丸薬製造機に入れ丸めます。球同士がくっ付かないように注意しながら丸くしていきます。後は乾燥させて出来上がりです。

この漢方薬は、晩年家康公の老化防止の保健薬として使われていましたが、成分から見ると「腎虚(じんきょ)」といって、下半身の力が弱まり疲れやすくなる症状によいのです。また若くして胃腸が弱い方が年をとると「腎虚」になる場合が多いと言われていますが、近年ストレスで胃の調子が悪い人は多くなっている方も多く、先が心配です。家康公も胃腸が弱かったと聞いています。また、「八の字」は肺に、足腰に、高血圧に、明目(目を良くする)、胃腸に、頻尿に、膝の痛みにと五藏六府を守っているバランスのよい漢方薬なのです。そして、家康は自家製の漢方薬を家臣にも飲ませていたと聞いています。自分の弱点を知ることが名将の秘訣であるならば、家康公は自分の身体の弱点も良く知っていました。また、医学的にも人の身体のメカニズムもよく勉強されていました。しかしそれだけではなく、難解の医学書を読破し、自ら漢方薬を作り上げるといったあくなき探究心。八の字を作ることで家康公に学んだことははかり知れません。

皆様も縄跳びで足腰を鍛え、玄米で歯を鍛え、漢方薬をがんばってください。

尚この内容は、2013年4月29日(祝日の月曜日)18時10分からのNHK総合の歴史番組「目からウロコの歴史旅」で放送されました。NHKスタッフの皆様、俳優の滝田栄様には収録中大変お世話になりました。滝田様より頂きました色紙「笑顔は天の花」は大切に静岡のお店に飾らせて頂いております。