西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

二階堂東邦大学名誉教授から、なつめの実が届きました。国産の完全無農薬のなつめです。実は小さいのですがとても香りが強く美味しそうです。


むつごろう新聞

トピックス情報

漢方音楽が、出来上がりました。作曲家の小松正史さんと作りました。2018年12月7日にリリースされます。むつごろう薬局・むつみ薬局・京都にて数か所で同時販売致します。ご予約を受け付けています。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

希言は自然なり

2018年02月01日

 

 今年は開局25年目の年となります。ここまで長く続けられたのも皆様方のお陰と心から感謝しております。25年前に健康に生きる秘訣を「むつごろう健康五ヶ条」にまとめたことを思い出します。その五番目に「真の健康とは心と身体が調和し常に自然体であること」と書きました。なんとなくその意味はご理解頂けると思いますが、「常に自然体」になることは難しいものです。そこでそのヒントを歴史上の人物に伺ってみました。

 有名な「老子」の言葉に「希言は自然なり」、あります。その章を書いてみますね。

 

希言は自然なり

飄風(ひょうふう)は朝(あさ)を終(お)、暴(ぼう)雨(う)は日(ひ)を終(お)。たれかこれをなす。天地(てんち)にして久(ひさ)こと能(あた)、またいわんや人(ひと)に于(おい)てをや。

故(ゆえ)事(こと)に従(したが)いて道(みち)なれば道(みち)に同(おな)じくし、得(とく)なれば得(とく)に同(おな)じくし、失(しつ)なれば失(しつ)に同(おなじ)じくす。

 

 何を言っているかと言いますと、「言い訳も宣伝もしない、その寡黙さこそ無為自然の道である。激しい風も翌朝にはおさまり、暴雨も一日中は続かない。誰がそれを司っているかというと天地である。天地でも不自然を長続きさせることができないのに、まして人間の賢さなど長続きするわけがない。ゆえに「道」があれば「道」に同化し、成功すれば成功したなりに、失敗すれば失敗したなりに対応して動じることはない。」(守谷洋訳参考) 

 無為自然とは、仕事や生き方に対して、作為や小細工をせず、あるがままに生きていくことです。無理は長続きしないと言っています。皆さま如何ですか。理解はできても、実行するにはハードルは高そうですね。

 

漢方は自然なり

 漢方医学は約2000年続いてきました。多くの危機を乗り越え、漢方家の偉大な先生たちが今日まで繋いできました。日頃、私たちが風邪に使う「葛根湯」の起源も同じく2000年。実はたいへん貴重なものなのです。私達の周りで2000年続いているものは、何かご存知ですか。日本で考えますと弥生時代の生活で現代に残っているものですが、あるとしたら本能に近い習慣か、食べる物くらいかもしれません。それではなぜ、漢方薬がそれだけ長く続いてきたのかと言いますと全て自然のものから作られているからなのです。そして何よりも、それぞれに薬草の性格を考えてまるでバランスのよい食事のように無理がない組み合わせになっているからです。余談になりますが漢方薬は、原料の一部に玄米や山芋、果実などの食品が入っていますが、食べ物との違いは、味の美味しさと不味さです。食べ物は栄養を体に入れる為美味いものを選び、漢方薬は体内の毒素を外に出すために不味ものを選びました。私たちは美味しいものを食べ過ぎた分だけ漢方薬が必要になってきたのかも知れません。

 やはり老子の言葉どおり「自然体」は長続きするのですね。

 

肩の力が抜けてご妊娠した例

35歳の女性。身長168㎝、体重53kg。妊活歴2年。この方は国際線客室乗務員で大変神経を使う仕事につかれていました。今までの人生をお伺いしたところ完璧と思えるぐらいの経歴でした。努力を惜しまず何事にもチャレンジして、いつも前向きでした。それがここに来て初めて努力しても手に入れられない苦しさを知りました。症状は、手足の冷え、疲れやすさ、足のむくみ、目の疲れ、嗅覚が弱い、肩こり、腹痛、既往歴は多嚢胞性卵巣症候群、卵巣嚢腫がありました。漢方相談をする度に、心の中にある誰にも分かってもらえない辛さを話して頂き何度も何度も涙を流されました。漢方を服用して一年が過ぎようとしていた時、少し肩の力が抜けたようで顔の表情も明るくなりました。その一ヶ月後、自然妊娠されました。涙を流す度に肩の力が抜け自然体に近づいたのかもしれません。使った漢方薬は柴胡桂枝乾姜湯と桂枝茯苓丸でした。

 

不自然さを取り戻すために

 今年の干支は皆さまご存知の通り「戌」です。その意味を調べてみると「悟りの境地」とありました。成功すれば成功したなりに、失敗すれば失敗したなりに対応して、肩の力を抜いて自然体を意識してみる、それが実ある一年になる秘訣なのかも知れません。