西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

蒼朮(そうじゅつ)の花が満開です。別名「おけら」とも言います。とても可愛らしいい真っ白い花です。蒼朮は胃腸によく働き、また利水剤としてめまいを治します。沢瀉湯という回転性眩暈の漢方薬に含まれます。


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駿府薬草園のクコの花が咲きました。とても可愛らしい花です。これから真っ赤な実がついていきます。ここは滋養強壮の働きや、目の疲れもとります。


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質の良い生薬を求めて

2019年06月05日

上の写真は、漢方生薬の茯苓です。松の木を切り倒してしばらくすると根の先や周りに、菌糸体が塊を作ります。これが茯苓です。中国ではおかゆに入れて食べることもあるそうです。味はそれほどありませんが美味しいものではありません。以前、漢方の勉強会で発表した内容を以下に乗せておきます。ご興味がある方は読んでください。

生薬は、気候によって有効成分の量が違ってきます。写真の茯苓は朝鮮半島でとれる最高級の茯苓です。この茯苓の塊をを水に入れて沈むものが上品とされています。

茯苓が中心の漢方薬と言えば「茯苓飲」。胃腸やストレスを改善するにも良い漢方薬です。

上質な生薬を使った煎じ薬は、良く効いてくれます。

 

 

 

平成26年度・無門塾(第19回7月)北里大学薬学部(港区白金)【平成26年7月13日、13時30分〜14時】

                「薬徴提要」 茯苓   

はじめに

移動が出来ない植物にとって一番の危機は乾燥である。黄耆はその体と同じぐらい深く垂直に根を伸ばし、水脈を探す。逆に背丈の10分の1ほどの短い根しかない柴胡は、体内に油を溜めて乾燥から身を守る。当帰根は中にあるスポンジに水をたっぷり溜めている。黄耆はまるで地下水を地上に吸い上げるポンプのように、肌表と内の水のバランスをとり、ジクジク、カサカサの皮膚病を治す。柴胡はその油で胸郭内に溜まった油汚れを取り除き、胸脇苦満を治す。当帰のよく肥えた根茎は、脂肪が守っている女性のお腹のような作りで、生命を宿す子宮が冷えないように腹中を温め体温を保持する。また、ムカデの百足を伸ばしたような蒼朮(*1)は、その長い根っこで四方八方水探しに駆け回る。そして茯苓は・・・。畑では栽培できないこの菌糸体の生薬は、どのような感覚で水気の剤として捉えていったらよいのであろうか。切り倒された松の根っ子の先に、3-4年経つと茯苓が出来上がる。大きさは拳より大きく削ってみると真っ白でなんとも不思議な塊である。まるで霊魂→霊塊→(松(まつ)塊(ほど))→伏霊→茯苓のようなイメージである。「松の神霊の気が伏結してできるもの(漢法ルネサンス)」

茯苓はサルノコシカケ科のマツホド菌は多孔菌科の木材腐朽菌で、松の根を分解して生きていることになるが、松の樹液の成分(テレビン油やロジンなど)の油を吸収するのではなく、茯苓の主成分が炭水化物(パヒマンで93%構成)であることから、樹液で守られた根の水分を3-4年かけて少しずつ吸収しているのではなかろうか。「水気の逆行を下降して・・」とは、地上部の切り株から根の先まで水気を引き下げ吸収しているイメージで捉えたらどうであろうか。