西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

二階堂東邦大学名誉教授から、なつめの実が届きました。国産の完全無農薬のなつめです。実は小さいのですがとても香りが強く美味しそうです。


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漢方音楽が、出来上がりました。作曲家の小松正史さんと作りました。2018年12月7日にリリースされます。むつごろう薬局・むつみ薬局・京都にて数か所で同時販売致します。ご予約を受け付けています。


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紫雲膏
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講演会の内容(静岡市)

2016年07月08日

7月5日の講演会(静岡市)

今年度2回目となります、徳川家康公から学ぶ漢方健康法の講演を終えました。

6月の未熟な内容を反省し、わかりやすく、内容を絞り発表させて頂きました。主催者には、前回より良かったとの評価を頂きました。ありがとうございます。

内容を少し書かせていただきます。

 

 

どうして長生き家康公

(賢者、徳川家康公に学ぶ5つのポイント)

はじめに

江戸時代で75歳まで健康で長生きをし、子沢山に恵まれた家康公の秘訣は、

  • 鷹狩りで足腰を鍛え、(運動)
  • 麦飯を良く噛んで歯を鍛え、(食事)
  • 秘伝の漢方薬を自ら作り、のんでいたこと。(漢方薬)家康公が愛用していた漢方薬が数種類あります。薬を入れる箪笥の八番目に入れてあったのが八之字という名の漢方薬でした。家康公はその薬を、600年前の中国、宋の時代の医学書から見つけ出しました。宋の国の八代皇帝「徽宗」がまとめた医学書、太平恵民和剤局方にでてくる無比山薬円のことです。また、無比山薬圓(=八之字)は、宋の時代から遡ること500年前、漢時代の医学書「金匱要略」の中の八味地黄丸を参考にして作られました。よく「老化は、足から始まる」とよく言われます。この事を東洋医学では、「腎虚」といっています。腎とは腎臓のことですが、生殖機能や、腰から下の機能も含まれます。ですから、腎炎や前立腺肥大、腰、膝の痛みも腎虚になるわけです。虚とは、空っぽという意味です。何が空っぽなのか?それは元気、気力です。親から頂いた「先天の気」と、空気や食べ物から取り入れた「後天の気」が腎にたまって生きるエネルギーとなるのです。よって長生きの秘訣は腎を強くすることです。余談になりますが、家康公の情報収集は漢方薬を学ぶためだけでなく、宋の皇帝の政治思想も学んでいました。それは、乱世により傷ついた国民を救済する施設を作ったことです(施薬院)。また、唐の時代の書物「貞観政要」や、鎌倉時代の記録書「吾妻鏡」からは、政治のあり方を学んでいたと言われています。家康公は、④東洋学的な考えをいち早く情報収集して尚且つ実践した方なのです。八味地黄丸は、腰痛、前立腺肥大、高血圧症、低血圧症、老人性白内障、糖尿病、貧血、夜尿症、疲労倦怠、精力減退、動脈硬化症、脳梗塞、脳血管障害の後遺症、腎炎、腎臓結石、頻尿、等等、ご年配の方には、力強い味方なのです。(後に、三宅意安が自分の著書「延寿和方彙函」のなかで正式に「八之字」と記しています。)世の中の平均寿命が40歳以下の時代、75歳は今で言う110歳以上に相当します。その秘訣が運動であり、食事であり、漢方薬でした。そのことは、東洋医学的に全て、「腎(じん)」の働きを強くしていくことに結びつくのです。

賢者、徳川家康公に学ぶ5つのポイントの最後の一つは、

⑤哲学をもつことです。

何故、家康公は漢方薬を自ら作ったのでしょうか。

もちろん長生きして、「天下泰平の世」を作るためですが、自ら薬を作る理由とは。

私がこの八之字を10時間かけて作り体感したことは、全身運動になること、そして瞑想状態となり集中力がつくことでした。よって、戦に勝つための家康流のルーティン(日々決められた一連の動き)と考えていました。だだ、家康公の本当の理由は、武力への反発であったかもしれません。応仁の乱から100年続いた乱世の時代。当時の医者の身分は職人同様低かったと聞いています。これからの時代は、頭を使って勉強し「技(わざ)」を身につける事が大切であると真剣に考えていたのではないでしょうか。その哲学を自ら実践して見せたと思います。

 人はそれぞれ生き方、育ち方が違いますから価値観も違ってきます。また年によってもその考え方が変化してきます。どんなに小さなことでも構いませんから、生きることへの自分流哲学を持っていただくことが大切と考えます。家康公に近づけるのではないでしょうか。

 

家康公の食事(郷土史家の成澤雅江さんより)

好物:大豆、味噌、旬の物、みかん、のびる、菜の花、体を温める食事(一覧表参考)

嫌物:生臭いもの

 

終わり

この八之字は、晩年家康公の老化防止の保健薬として使われていた理由として肺に、足腰に、高血圧に、明目(目を良くする)に、胃腸に、頻尿に、膝の痛みにと、五藏六府を守っているバランスのよい漢方薬です。そして、家康公はこの自家製の漢方薬を家臣にも飲ませていたと聞いています。自分の弱点を知ることが名将の秘訣であるならば、家康公は自分の身体の弱点も良く知っていました。また、医学的にも人の身体のメカニズムもよく勉強していました。しかしそれだけではなく、難解の医学書を読破し、自ら漢方薬を作り上げるといったあくなき探究心。漢方研究家、家康公に学んだことははかり知れません。

むつごろう薬局 薬剤師 東邦大学客員講師 鈴木寛彦

 

詳しくは、葵生涯学習センター;Tel054-246-6191まで

 

また、少し先になりますが、9月(静岡市)、11月(藤枝市)と、漢方の講演会を依頼されております。詳しくはまた、HPにてご連絡いたします。