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種の収穫です。当帰の種を取っているだけで、掌はぽかぽかになります。当帰が体を温める理由が体感できました。


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牡丹の大きな房です。このサイズは今まで見たことがありません。この牡丹は薬草専門の奈良から来ました。中は真っ黒な種が入っています。


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表と裏

2018年09月06日

 

 

皆さんこんにちは。

 今年の暑さ大変でしたね。この新聞が発行されるころは涼しくなる事を祈ります。暑さは皮膚にダメージを与え、肺の機能を落とします。冬に風邪を引かない為にもこの秋の生活を規則正くして行きましょう。

 さて、今回は大学での講義を題材に、「表と裏」のお話をしていきます。よろしくお願い致します。

 表は良いけれど、裏話とは何ともはや怪しげな話しになりそうな・・・。心配しないでください、これはあくまで東洋医学の考え方ですから。東洋医学では、病気を治すため、患っている場所を大きく二つに分けて考えています。それが表と裏で、専門的には「ひょうり」と言っています。表は皮膚や肌肉、粘膜などの体の表面を言い、裏とは胃腸のことを言っています。そして、病気は原則的に表から始まり、徐々に裏に移っていきます。

 少しだけ専門的なお話をさせて頂きます。風邪の菌に感染した時の事をイメージして下さい。先ず喉が痛くなる場合が多いですが、箘が喉の粘膜に付着したからです(第1ステージ)。その後、薬と免疫で菌を退治できない場合、箘は粘膜から血管の中に侵入して行きます。血液が沢山たまる肝臓付近に戦場が移ります(第2ステージ)。この場所が、表と裏の中間で「表裏間(ひょうりかん)」と言います。その防衛線を突破した箘は、いよいよ胃腸の中に入ってきます(第3ステージ)。この時を病気が「裏」に侵入したと言います。主な症状は便秘です。その後、第4ステージからは免疫が弱り、負け戦となります。お腹が冷えてきて下痢の症状に変わりますが、やはり胃腸が戦場になります。最後の第6ステージでは心臓辺りで最後の戦いが始まります。病原菌に対して背水の陣で臨みます。

 表面から始まり体内に病気が進んでいく事が、東洋医学の基本です。そして病気が潜んでいる場所(ステージ)を探し当て、その症状に合わせた漢方薬を調合できたら病気は風のように退散してしまうのです。しかしその治療はそう簡単なものではありません。病邪は表にいると思っても、もう既にお腹に侵入していたり、中に逃げ込んでいるにも関わらずその症状が皮膚に出ていたりと、見つける事は容易くないのです。