西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

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むつごろう畑の近況報告

薬草園では、芍薬がきれいな花を咲かせています。まだ、蕾も5つありました。芍薬の香りは気持ちをリラックスさせてくれます。


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今年最後の駿府城外堀薬草園の芍薬の花です。静岡では牡丹の後に芍薬が咲きます。これから夏に向けて根っこが成長していきます。一年後をお楽しみに。


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中国における漢方の成り立ち

2019年03月07日

これから数回に渡って、漢方ができた背景について取り上げていきます。

初回となる今回は日本に伝わる以前、つまり中国での成り立ちについて解説していきます。

 

漢方の起源は非常に古く、殷の時代である紀元前1500年頃だと言われています。文献上で最古の医学の存在が確認できたのもこのころです。疾病や身体の不調を治すため、自然に存在する草や木を煎じていたのですが、まだ数種類を組み合わせるまでには至らなかったようです。

 

殷の時代から始まった漢方の歴史ですが、その背景には中国の気候やその暮らしが大きく関係しています。

 

なぜなら、中国は広大な面積を持つ国ゆえに、全く異なる気候や風土が多々存在しており、技術が進化していない古代であれば、その影響は多大に受けたことは想像に難くないからです。

 

 

中国の気候や風土は、次のように地域別に分けることができます。

 

▶︎東の地は海に接しているため魚をよく食しますが、同時に塩分の多い物もよく食べられていました。そのため、熱気を生じることが多く鬱血しがちです。これを打破するために、メスや時には石を用いて患部から膿や血を出す治療法が為されていました。

 

▶︎西の地は高原地帯に属します。気候が涼しく寒冷の地であり、室内で過ごすことが多かったようです。気分も塞ぎがちでしたので、各臓器まで悪影響を及ぼしました。そのため、臓器の状態を良くし、病を克服するための漢方が発展していきました。

 

▶︎北の地は日差しが弱く、寒冷な地域です。人々は遊牧民としてテントで生活し、常態的に身体が冷えていたため、お灸で温める方法が盛んにおこなれていました。

 

▶︎南の地は湿気が多く紫外線が強いため、日焼けをすることが多く、肌も荒れがちです。そのため、生じやすい痛みを緩和させるために鍼治療法が発達していきました。

 

▶︎中央部は交通に便の良い平原であり、穏やかな気候です。他の地域よりも豊かな生活をしているため、身体を動かす機会が減ると共に血行も悪くなっていました。ですので、少しでも血行を良くするために按摩が発達していきました。

 

このように見ていくと、古代の人々が少しでも健康に生活できるようにと工夫が凝らされていたことが、よくわかります。私たちは現在、彼らの努力の恩恵を多大に受けているのです。