この方の体質は、色白で中肉中背、気分が沈みやすく、不安感が強く、思い悩むことが多いご様子でした。また、眠りが浅く、舌苔は微白苔、寒がりで手足が冷え、のぼせがあり、疲れやすい状態でございました。加えて、汗をかきやすく寝汗もあり、足のむくみ、物忘れ、大便は1日に1回ですが残便感があり、偏頭痛や目の疲れ、目の痙攣、口の渇き、から咳、左肩のこり、お腹の張りも訴えられておりました。生理周期は28日、生理痛と帯下があり、お酒・たばこ・コーヒーをお好みになっておられました。
その後の経過
4月より、自家製の無農薬・有機肥料で育てた生薬を用いた漢方煎じ薬を処方いたしましたところ、1か月後にはぐっすりとお休みになれるようになり、目の痙攣も改善されました。
その後、生理が来ず、5月にご妊娠8週目とのご報告をいただきました。着床部位付近に血腫が確認され、止血剤と点滴の治療が開始されましたが、すぐに流産防止の煎じ薬へと切り替えさせていただきました。6月に入り13週目となり、一安心とのことでした。6月初めには多少の出血と脹脛のむくみ、お腹の張り、夜間のつわり症状が見られましたが、その後は安定が続き、無事ご出産を迎えられました。