西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

今月のおめでた
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むつごろう畑の近況報告

蒼朮(そうじゅつ)の花が満開です。別名「おけら」とも言います。とても可愛らしいい真っ白い花です。蒼朮は胃腸によく働き、また利水剤としてめまいを治します。沢瀉湯という回転性眩暈の漢方薬に含まれます。


むつごろう新聞

トピックス情報

駿府薬草園のクコの花が咲きました。とても可愛らしい花です。これから真っ赤な実がついていきます。ここは滋養強壮の働きや、目の疲れもとります。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶
漢方音楽

講義後の薬学生のレポート

婦人科疾患における漢方療法ということで、まず始めに婦人科疾患の症例についてのお話を聞いた。症例としては、生理不順、子宮内膜症、生理痛(月経困難症)、卵巣膿腫、不妊症などについてであった。どの症例も、その患者さんの訴える症状のみでなく、その患者さんの体質について細かく記されていた。漢方薬は、この疾患ならこれといったように決まっているというのではなく、患者さん一人一人の症状や体質に合わせて何を処方するのか決めるという色合いが西洋薬よりもより一層強いと感じた。漢方処方を選ぶ上で、構成する生薬のペアでの特徴(二味の薬徴)から考えていくことが薬剤師にとっては必要であり、症候と二味の薬徴を照らし合わせることによって、その集合が漢方薬になっていく。漢方を処方する上ではまずはじめに望診、聞診、問診、切診で証を見る。漢方薬はその効果に強弱といったものはなく、患者さんの症状の変化に合わせて使うものが変わるのである。婦人科疾患に登場する生薬には、当帰、川芎、芍薬、牡丹皮、桃仁、木通、柴胡がある。生薬にはその形とその作用が結びついているものもあり、婦人病によく用いられる当帰は湯もみをして整えて乾燥させた姿は女性の横座りに似ており、利尿作用をもつ木通は腎臓に形が似ている。このようなことから、昔の人々は生薬をそれぞれの作用に見合ったように使用してきたのかもしれないとのお話だった。風邪の初期で発汗が激しい時に用いる桂枝湯(桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草)の芍薬を2倍量にするとお腹の薬である桂枝加芍薬湯となり、これにさらにあめを加えると口唇が切れやすい人や足の裏がほてる人などに効く小建中湯となる。漢方薬はこのように全く成分が異なるという訳はなく基本となるものが少しずつ変わって異なった症状に用いられるようになるというものが多くある。普通に生活する中で口にする食べ物や飲み物にも体を温めるものや冷やすものがあり、朝はパン食よりもご飯とお味噌汁といった体を温めるものを食べるようにした方が良いというお話や、温湿布を用いるべきか冷湿布を用いるべきか考える際には、お風呂に入って楽になったり気持良くなるならば温めた方が良く、変わらなかったり不快感があるなら冷やした方が良いというように、患者さんの生活の中に置き換えて考えてみると良いというお話も聞いた。漢方処方は患者さんの症状や体質に合わせて行われるので、非常に難しいと感じられるが、患者さんの体に合えば劇的に聞くということも今回の授業でのお話を聞くことでよく分かった。西洋薬と漢方薬をうまく組み合わせて用いることができたなら、非常に有用であると強く感じられた。