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本の紹介 「證&二味の薬徴」 薬学博士田畑隆一郎著

2020年04月16日

二味の薬徴を応用し、違った切り口の漢方診断が面白い

 師田畑隆一郎博士は、漢方医学と言うものを机上の理論として学ぶ事を嫌がる。効かせなければ勉強の意味がないとまで言い切る。それが近年、矢継ぎ早に出される多数のご著書の意味であり、色々な角度から効かせ方を説いている。

この度ご執筆された「證&二味の薬徴」もその一つである。その内容は二部構成となっており、

第一章では、生薬同士が結合して二味の薬徴本体を形成し、さらに薬徴本体同士が結合し薬徴複合体に発展していく様子を、主薬のきぐすりを中心にまとめ上げている。それは恰も有機物質が結合して細胞に進化を遂げる様にも見える。

第二章では、本書の本丸、「證&二味の薬徴」の心臓部が明らかになる。医聖、奥田謙蔵先生が定義した「証とは、身体における病変の外に現れたる徴候で、之に拠て其の本体を証明し、或いは薬方に質して立証するの謂である」を薬徴複合体を使ってわかりやすく説明し、即実践に使えるよう症候別にまとめている。

 田畑博士は、また本書に次のようなコメントを載せている。「薬徴複合体は、二味の薬徴では及ばなかった全く別の証を解する薬方が成立する。」

 例を挙げるなら、桂枝・甘草の二味の薬徴本体の働きは気逆上昇を治す主薬となるが、そこに芍薬・甘草の二味の薬徴本体が加わると薬徴複合体に発展し、内が緩むことにより外が引き締められて、汗の調節「解肌」へと働き方を変えていくこととなる。

  

 最後に、漢法を学ばんとしている者に貴重なメッセージを載せている。「先ずはきぐすりの本体を知り、薬徴本体、薬徴複合体として作用する二味の薬徴を考究しつつ原典と睨めっこしながら精読して方意をしっかりと掴み、それぞれの薬徴の作用の仕方を薬方機能図として描き、薬方の用い方をまとめれば、証は自ら患者さんが答えるように「傷寒論」はできている。」と。田畑博士の著書は、いつも私たちの頭をかき回す。本書の二味の薬徴を応用し、違った切り口の漢方診断方法は、全く新しい感覚を私たちに与えてくれる。本書の姉妹本として、「現代類聚方」をお使い頂くとより理解が膨らむ。

                                   無門塾代表幹事 鈴木寛彦