四十肩と漢方薬

42歳の男性。1年前より肩の痛みが出始め、右肩が上がらなくなったといいます。首のこりもあり、ひどいと首も回すのもつらくなります。体質は、胃腸が弱く、汗っかきで頭や顔によく汗をかきます。漢方薬の桂枝加葛根湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて2週間後、首、肩のこりが和らいできたといいます。さらに2週間後、肩が上がるようになってきました。それから約半年間の服用で、肩の痛みは改善されました。

高血圧と漢方薬(49歳男性)

49歳の男性。3年前より血圧が上がり始め、病院で薬を飲むように勧められたようですが、その前に漢方薬で何とかしたいとご相談に見えられました。最高血圧は高くて150前後、最低血圧のほうが高く、100を超えることもあるといいます。顔色浅黒く、神経質なほうで、夜何度か目が覚めるといいます。ときどき蛋白尿が出ます。

漢方薬の七物降下湯(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、お小水の出がよくなり、夜もよく眠れるといいます。最低血圧は100を超えることが少なくなったといいます。そのまま同処方を継続、半年がたった頃には、最高血圧が130~140前後、最低血圧も80前後と落ち着いているといいます。その後も漢方薬を服用中で、血圧が上がることはないといいます。