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むつごろう畑の近況報告

畑は正直です。さぼった分だけ雑草が伸びます。時間が足りませんが、頑張って抜いていきます。


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無農薬野菜です。義母が作ったものです。やはり本物の味は違います。


ノルウェーからのお便り
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第4回中国研修

2008年08月27日

2002年9月20~26日まで中国は奥の奥、内モンゴルとの境にある銀川(ぎんせん)という町に研修に行って来ました。

そこで漢方の原料となる甘草(かんぞう)と麻黄(まおう)を見学しました。甘草は多くの漢方の中に含まれ、その甘さがしょ糖の150倍であることからその名前がつきました。また醤油の甘味料としても使用されています。甘草は「薬微(やくちょう)」という本に”急迫をしずめる”と書かれています。急迫とは、さし迫って激しくちぢみ苦しむという意味。例えば急に体を動かし、汗が以上に出すぎたため動悸がして胸がつまって苦しくなる症状です。こんな時に甘草の甘さが筋肉をゆるめ気持ちを落ち着かせその症状を改善してゆくのです。現在のストレス社会には、まさにピッタリ合った成分と言えるでしょう。

話は銀川の甘草の原産地にもどりますが、写真でも少しわかっていただけると思いますが、ここは見渡す限りの大平原。遠く向こうには、白い羊の群が見えるぐらいで何もありません。また耳が痛くなるほどの静けさです。少し先には砂漠が迫っています。気温は、朝・夕で10℃。日中は25℃。乾燥した大地は私の唇をカサカサにします。このような厳しい環境の中、甘草は一面に群生していました。地上部はまめ科の特徴である、まるい葉に毛で覆われたグロテスクな種をつけていました。種は乾燥から身を守るためにか、非常に厚く、硬いので普通に土に植えただけでは、なかなか発芽しないということです。地下茎は。ほんの少しの水を追い求めるように四方八方に根を伸ばしていました。甘草の甘さの成分は、グリチルリチン。グリチルリチンは水をためる働きがあります。

この厳しい環境に生き抜く為に、甘草は乾燥にたえる技をグリチルリチンという成分を獲得することによって身につけていったと考えます。そして今私たちは、その恩恵を受けています。現在、私たちをとりまく環境は色々な面で厳しいものがあります。しかし戦後の日本がそうだったようにこの厳しい環境から生まれるものには後生まで受け継がれる本物が出来上がると考えます。(厳しい環境の中を生き抜く甘草の姿を見た事はこの研修で一番の収穫であった。)

静岡店薬剤師 鈴木寛彦