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むつごろう畑の近況報告

蒼朮(そうじゅつ)の花の開花が終わり、薬草畑では冬支度が始まります。蒼朮の茎はとても固く、そのままの形で春まで立ち続けます。


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店先の「ヒバの木」です。この木から蝋燭ができます。冬に向けて油の補給に実を鳥が奪い合います。もうすぐ、静岡も寒くなります。


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雑草に学ぶ強い生き方

2015年06月01日

(写真は、駿府薬草園の牡丹 2015年撮影)   

 250万年前、氷河期と間氷期との繰り返しの中、間氷期の後退によって出来た裸地(植物が何も生えていない場所)にいち早く広まった植物が雑草の起源といわれます。人間が定住生活をするようになった石器時代、その周辺に裸地ができ雑草の生育場所となりました。ツユクサ、タデ、アカザが始まりです。私たちが、薬草を畑で育てていると、芍薬や柴胡に瓜二つの雑草が生えてきます。はじめは偶然と思っていましたが、それは生き延びるための技でした。「擬態雑草(ぎたいざっそう)」です。作物と形だけでなく、生育期間、種の大きさまでもが非常に似かよっていて容易に見分けることが出来ないのです。私たちの生活の中にも多くありますよね。人気がある自動車の形やロゴ、バック。それでだけでなく、人気歌手の髪型、話し方、ファッションまでも真似されます。被害者的にはイライラすることもあるとは思いますが、250万年前から始まっていると考えると、これも生命体に備わった本能なのでしょう。

薬草園の8割の仕事は雑草抜きですが、抜いても抜いても生えてきます。本当にいやになります。抜いて逆さまにして置くとそこから地面に根を伸ばし生きていました。なんて力強いことでしょう。雑草には過酷な状況の中、生き延びる術を6つ持ち合わせています。それを「雑草性」といいます。

  1. 「種が熟してもすぐに発芽しない」発芽に最適な時期を待っているのです。600年待機していたハコベの種子や、2500年前の縄文遺跡から発掘されたシロザ、トウバナの種子が発芽した例があるそうです。ただただ驚くばかりです。私たちの体に置き換えてみると、妊娠希望の方にとって、今の時期は赤ちゃんが最適な時期を待っていると考えます。焦らないでしっかり体内環境を整えていきましょう。
  2. 「芽が出たらいち早く成長し、自分の陣地を確保する能力に長けている」光、温度変化など、周りの状況を敏感に察知した上で行動を起こすのです。雑草が元気付く5月から6月いち早く実を結び急速に陣地を拡大していきます。排卵した卵が、子宮の血行が悪く冷えていると着床し難い理由が分かります。体を温める食べ物が多くなる、この時期の旬のものをよく食べてください。
  3. 踏みつけられても、新しい芽を出す力が旺盛」薬草も雑草に近いところがあります。以前、当帰を栽培していたときの話。芋虫が当帰の葉をすべて食べてしまいました。これから成長する時期でしたのでがっかりしていたら、また芽が出てきて、なんと夏には元の姿に戻ってしまったのです。雑草はもっと上手でヤブガラシ、ヒルガオ、ツユクサは畑を耕すことによってその根がバラバラになりますが1つ1つから再生してきます。畑が雑草だらけになるはずです。私は、うまくいかなくても諦めずに何度でも挑戦する気持ちを雑草から学んでいます。 
  4. 薬剤師 鈴木寛彦
  5. その他、④自分だけで種をつくれる「自家和合性」⑤種を分散させて芽生えさせる⑥ほかの植物の育成を抑えたり、促進させたりすることが出来る物質を持つといった働きもあるそうです。これは「アレロパシー物質」と言われます。人間も同様で、生理不順の方が女子寮で生活を始めたら生理が順調に来る様になるそうですが、フェロモン物質が影響していると聞きました。今はやりのパワースッポトのように、私たちを元気にしてくれる目に見えない何かがあるのでしょう。東洋医学ではこのことを「気」を言って医学の大切な要素の一つとして考えられてきました。西洋医学に欠けている部分です。まず悩みや思い込みを少なくして、雑草の生命力に学び、元気に生活していきましょう。(この内容は、根本正之先生の「雑草たちの陣取り合戦」を参考にさせていただきました。)