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生薬の話 薄荷

2012年07月12日

(写真は、高山植物タカネバラ)

これから蒸し暑い時期が続きますね。そこで今回は、生薬の中の『薄荷』について紹介したいと思います。

薄荷は、ミントとしてハーブや香辛料にもよく使われますが、漢方薬にも生薬として用います。種類としては、和種薄荷、緑薄荷(スペアミント)、西洋薄荷(ペパーミント)などがあります。西洋薄荷は、聖書にも書かれ、大切な香辛料だった事が知られます。生薬には、和種薄荷(学名:Mentha arvensis L. var. piperascens MALIN)の地上部を用います。薄荷はシソ科で、特異な芳香があり、葉を口に含むと清涼感があります。学名の、Menthaはハッカ(メンサ)属、arvensisは原野生の、piperascensはコショウのような、という意味があります。Menthaは、ギリシャ神話に出てくる女神メンサの名前に由来されています。そこでは女神メンサは地獄の女王によってハッカに変えられてしまったと言われています。

薄荷には次のような作用があります。

辛涼で体表部の風熱を発散し、頭痛や目の充血・のどの痛みを改善する。麻疹の誘発を助けかゆみを止める。胃の働きを高める。両脇の脹満、放散痛などですっきりしない肝気がうっ結した症状(肝うつ)による胸脇部の痛みを緩和する。などです。

このような働きがあるため、漢方でも発汗、解熱、健胃、鎮痛およびかゆみを止める目的で用いられています。薄荷を含む漢方薬は、加味逍遥散、柴胡清肝湯などです。

薄荷は古来、日本に数多く自生していましたが、今は北海道の一部に限られているようです。万葉の時代には「めぐさ」と呼ばれ、疲れ目などに目草、目貼り草、目ざめ草として使われていました。その後、中国から導入された漢字の「薄荷」が「はっか」と発音され定着したといわれています。
薄荷は、宿根性で、4月頃萌芽し、8~9月頃小唇形の花を咲かせ、つぼみが、付く頃、精油の含量が最も多くなります。植物から得られる固有の芳香を有する揮発性の油を精油と呼びます。精油は、乾燥葉を水蒸気蒸留して得ます。これがハッカ油です。一部店舗内でも使われているのでご存知の方もいるかもしれません。蒸し暑い時、ストレス・イライラ感がある時、スッキリさせたい時などにお勧めです。