西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

静岡の薬草畑も少しずつ秋を感じるようになりました。芍薬の地上部は枯れていますが、当帰は、まだまだ成長しています。秋の収穫が楽しみです。


むつごろう新聞

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新しい紫雲膏が出来上がりました。一日がかりで出来上がりました。店内は紫雲膏の香りで一杯です。この紫雲膏は、真岡の塚田先生から伝授頂いた海老塚流紫雲膏です。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

生薬の話 生姜(しょうきょう)

2012年10月11日

(写真は秋の静岡駿府城)

漢方薬局では、漢方相談をした後に煎じ薬をお出しする際、「生姜をスライスして一緒に煎じてください」とお願いする事があります。その、生姜についてまたその役割についてを今回は紹介したいと思います。

生姜は食品、主に薬味として料理によく使われる食材のため普段から馴染み深く食品として摂る方も多いかもしれません。最近はテレビなどでも、生姜を摂ると体がポカポカと温まる事から体に良い食材として頻繁に紹介されるようにもなり、ちょっとしたブームにもなっています。漢方では生姜の持つ薬効から、漢方薬の中の1つの成分として使われる事が多く、立派な生薬の1つとして扱われています。

生姜は、ショウガ科の多年草、ショウガの根茎です。学名には、角形という意味のZingiberと、薬用になるという意味のOfficinaleという名前がつけられています。生姜は、いわゆるスーパーなどでも見かけるヒネショウガのことで、肥大して内部が白く、しっかりと辛味があり辛気のよい新しい母姜が良く、黒ずんでいたり細く萎びたものや、大きくて味の薄いものは質が良くありません。

漢方薬としては、葛根湯、柴胡桂枝湯、温経湯、小建中湯、当帰四逆加呉朱萸生姜湯、甘草乾姜湯などの中に入っています。

漢方で使う生姜には、実は2種類あり、目的によって使い分けています。1つは生の生姜、もう1つは生姜を乾燥させたもので乾姜と言います。生姜と乾姜は、元は同じものなので共通する部分はありますが、薬能はだいぶ異なります。生姜は、精油を主成分としていて、主に胃を温めて胃の余分な水を排すため吐き気、嘔吐などにも効果があります。また発散作用があり、ふさいでいる気分を開き、汗を調和させる働きがあり、免疫を高める効果もあります。また同時に、胃を冷やす食べ物、生野菜や果物、ヨーグルトなどの摂りすぎにも注意しましょう。一方、乾姜は、辛味成分が主成分で、発散作用は弱いですが強力に温める作用が強く、裏寒を温めて陽気を回復する作用、特に肺を温めて痰を取り除くなどの働きがあります。芯から冷えるとか底冷えするといった表現をする事がありますが、その様な時には正にこの乾姜が出番で、効果的に温めてくれます。生姜と乾姜は、この様な違いから両方を使い分けして用います。また生姜と乾姜を同時に用いる事もあります。そのため生姜を必要とする場合は、「煎じる時にヒネショウガを、(通常)500円玉サイズのものを3~6枚入れて一緒に煎じてください」とお伝えします。その際は、生姜の皮にも薬効成分が多く含まれているので皮はむかず、泥だけはよく落として用いましょう。