西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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夏の畑は暑さで目が回ります。水分補給に暖かいお茶を飲みながら働きますと疲れないものです。暑いときには温かい飲み物が良いことを身をもって知りました。


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水毒は妊娠の大敵

2014年04月17日

(写真は、漢方生薬 おうぎ   むつごろう畑から)

“水毒(すいどく)”って皆さん何だかお分かりですか?水毒とは、漢方特有の表現で、身体の中に余分な水が溜まっている状態のことを言います。余分な水?と言われても、ピンとこないかもしれませんね。例えば、仰向けに横になってお腹を叩いたときに「ビシャッビシャッ」と水の音が聞こえたり、顔や足がむくんだり、舌にギザギザと歯形がついたり、小水が近過ぎたり、逆に遠過ぎたりする場合を水毒と呼んでいます。他にも、低気圧が来る前の頭痛、めまい、耳鳴り、水疱性の皮膚病ができやすい、アレルギー性鼻炎、喘息、色白で貧血気味、ぶよぶよとした水太り、汗の異常、胃弱、下痢なども水毒体質だと考えます。

さて、ではこの水毒体質と不妊症にはどういう関係があるのでしょう。まず、水毒体質の人は、身体に余分な水が多いため、身体が冷えやすい状態になっています。体温が低かったり、子宮や卵巣が冷えていれば、赤ちゃんは授かりにくくなります。漢方薬で、身体を温める薬といわれているものは、身体の余分な水分を除くことで血行を促進させて温めます。また、仮に妊娠できたとしても、子宮の中が水分過剰状態では、血分が粘りを失い、流れやすくなると考えます。私達人間の身体は、60~70%が水でできていると言われていますが、水分の割合が増えれば増えるほど、血液(ホルモンなど)の濃度は薄まり、妊娠しようとする力が弱まるのかもしれません。

では、水毒体質にならないためにはどうすればよいのでしょうか。水をあまり飲まなければよいのでは、と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。もちろん、水毒は元々の体質にかなりの影響を受けますが、その大きな原因は、”甘い物(砂糖)の摂りすぎ”と”運動不足”です。砂糖は身体に余分な水を溜めます。砂糖を摂りすぎて胃がもたれるのは、胃に水が溜まるから。また砂糖が身体を冷やすと言われているのも、身体に余分な水を溜めるからです。また、運動不足は、新陳代謝の低下をもたらし、身体の水分の滞りの原因になります。運動をして汗をかくことは、身体の水巡りをよくするのに欠かせません。甘い物(砂糖)をなるべく控えること、適度な運動をすること、水毒体質で妊娠しづらくなっている人には、この二つのことをぜひ心掛けていただけたらと思います。

妊娠しました~処方の実例~

身体の余分な水が取れて、見事ご妊娠!

今回ご相談に見えられたのは、37歳の女性Kさん。身長163cm体重70kgとややぽっちゃり気味で、今までに2度ほど自然妊娠したが、2度とも6~7週目で流産したと言います。顔色は色白で肌はぶよぶよとした水っぽい感じ。冷え性、低血圧、疲れやすくてやや貧血気味。大便は2~3日に1回、小水は日に4~5回。ひふは弱いほうで、湿疹や蕁麻疹などが出来やすいといい、来局の際にも腕や脇の下に痒みのある湿疹がありました。生理周期は40日前後とやや遅く、体温は低温期が35.9~36.1℃、高温期が36.5~7℃。月経痛は軽いと言います。また、甘い物は好きでチョコレートやケーキ、菓子パンなどをよく食べるといいます。

まずこの方には、漢方薬の防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方しました。それと、なるべく甘い物は控えてもらうようにして、サツマイモなどを食べてもらうことにしました。1ヶ月後、お小水が良く出て、皮膚の湿疹が治ってきたといいます。その後も防已黄耆湯を処方。2ヶ月、3ヶ月と経っていくうちに、次第に体重が落ち始め、半年後には、5kg落ちて65kgになったと喜ばれ、体温も低温期が36.2~3℃、高温期が36.7~8℃まで上がってきました。それから3ヶ月、自然妊娠されましたので、漢方薬を当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)に変えました。その後、今回は流産することなく、無事ご出産までたどり着けました。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

このような体質のかたに合います

疲れやすい 太りやすい 甘い物好き 皮膚病が出やすい 汗っかきまたは汗が出にくい お腹の肉がぶよぶよと柔らかい 膝や腰が痛い 冷え性

むつごろう薬草畑より

「水は生命の源・・・・・身体と自然は一体です。」

我々人間もそうですが、薬草などの植物にとっても、”水”は命の源です。と言っても、水は多過ぎても駄目で、その絶妙なバランスが大事です。植物の場合は、我々のように動けませんから、畑の持つ土自体の水はけの良さや日当たり、降雨量などの自然環境が大事になります。また、栽培のポイントとして、藁(わら)を敷いてやることです。藁は、過剰な水は吸い込み、また、日照り時にはその水分で植物を脱水から守ります。また敷き藁は、雑草の成長を抑える効果もありますので、まさに一石二鳥と言えます。

また、薬草の中には、湿地を好むものもあります。こういう植物は、水を裁(さば)く能に長けおり、体内に入っても、利尿効果に優れ、余分な水を裁いてくれます。他にも、寒い地域で採れる薬草は身体を温めてみたり、暑い地域で採れる薬草は、身体の熱を冷ますなど、自然環境とそこで採れる植物のもたらす効能が一致するのは漢方医学の面白いところでもあります。もちろんこのことは薬草に限ったことではなく、夏に採れるトマトやキュウリ、南国育ちの果物は身体を冷やし、秋に収穫される芋類が身体を温めるなど、食べ物についても同じことがいえます。

ようは、自然と順応して生活を送ることが最も健康ですよと言うことなのでしょうね。