西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

蒼朮(そうじゅつ)の花の開花が終わり、薬草畑では冬支度が始まります。蒼朮の茎はとても固く、そのままの形で春まで立ち続けます。


むつごろう新聞

トピックス情報

桂皮が届きました。ベトナム産です。この桂皮はNo1桂皮と言いまして最高級なものです。箱を開けると部屋一面ニッキの香りで一杯になります。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

水毒からくる婦人病

2015年04月24日

(駿府城薬草園の牡丹がよく成長しています)

水毒とは、体の中に余分な水分が溜まり、体調を悪くしてしまうということである。

約10年前、新しい畑を求めて静岡市内の山の奥、井川ダムの斜面に位置する場所に未開拓の畑を借りたことがある。7月から、作業に入り、炎天下一日中草刈に追われ、その後耕運機にて、石の畑を掘り起こした。秋の芍薬の植え付けの時期に何とか間に合い、300本の芍薬を植えてみたが、その後少しずつ枯れ始め、どれも根の成長はほとんどない。原因は、地下の岩盤であった。その土地に雨が降ると水はけが悪く、足を踏み入れると長靴が脱げてしまう。畑の水毒である。大自然の水毒は、植物の根腐れとして現われ、人間の水毒は、皮膚病の滲出液、鼻水、尿や涙の減少や過多、水様性下利、むくみ、胸水、腹水、関節の腫れ、動悸、めまい、耳鳴り、頭痛、のどの乾き、むかつき、咳、痰、として現れる。

35歳の女性、4年間子供が出来ない。10年前から多嚢胞性卵巣といわれていて排卵しにくい。経血量が多く、帯下も多い。生理痛が激しく、塊も多い。また、高温期は36.7℃以下ではっきり二層線になっていない。人工授精は5回ほど行っている。顔色は時に赤ら顔、疲れやすく一日中足がむくむ。貧血あり。大便1日1回、小便1日4回で量が出ない。肩こりがあり、それに伴う頭痛、頭重がある。また、咳があり、腹の張りがあり、横になるとお腹がゴロゴロする。長いこと運動をしていなかったので、縄跳び1日1000回を目標に頑張っていただき、当帰芍薬散を1ヶ月服用して頂く。縄跳びの影響で汗が出るようになるが、むくみは変わらない。桂枝茯苓丸を1ヶ月服用後、自然排卵があった。高温期も36.7℃越えが出てきた。しかしその後、また無排卵となり、手足煩熱、帯下に加え、季節も12月のせいか唇口乾燥が出てきた。漢方処方も、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、温経湯と移ること1年、奮闘するがその間2回の体外受精で着床はするがうまくいかず、服用後、3回目の夏が訪れようとしている時期、骨盤あたりの痛み(排卵日から、生理の間)を考え、当帰芍薬散を服用中に、顔の水気と、湿った咳と、胃の中の水の音を目標に甘草乾姜散を兼用していただいたら、その2日後、今まではないたくさんの帯下が生理みたいに出て、その4日後の胚盤胞移植でご妊娠された。今年、無事男の子をご出産された。この方の状態は、畑で言う‘ぬかるみ状態‘で、胃の中で水がバシャバシャ溜っている水毒である。この水は冬になると芍薬の根を冷やし、成長を止めてしまう。女性のお腹にこの水が多いと、卵の成長を悪くするだけではなく上記のように咳、鼻水、寒そうなむくみの在る顔つきとなる。乾いた生姜と、醤油の甘味の甘草が、水毒を帯下として外に排出した結果お腹が温まりよい結果が出た例である。