西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

今月のおめでた
今月のおめでた

おめでた情報はこちら

むつごろう畑の近況報告

畑は正直です。さぼった分だけ雑草が伸びます。時間が足りませんが、頑張って抜いていきます。


むつごろう新聞

トピックス情報

無農薬野菜です。義母が作ったものです。やはり本物の味は違います。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

地黄(じおう)

2017年02月06日

今回は『地黄(じおう)』という生薬を紹介します。ゴマノハグサ科の多年草、アカヤジオウやカイケイジオウの根です。生根を生地黄、生地黄を天日干ししたものを乾地黄、乾地黄を酒に浸けて蒸したものを熟地黄といいます。漢方薬で用いるのは通常、乾地黄で紡錘形の黒褐色、質は柔らかめで粘性があります。味は初めわずかに甘く、後にやや苦みがあります。働きとしては、補血、強壮、熱を冷ますなどの作用があります。地黄を含む漢方薬には、八味地黄丸、四物湯、芎帰膠艾湯、炙甘草湯などがあります。

 八味地黄丸は別名、腎気丸ともいうように、腎機能を強める働きがあります。足がガクガクする、腰から下の下半身の力が入らなく転びやすい状態の人によく効きます。排尿障害、腰痛、脚気などに効果があります。地黄、山薬、山茱萸には強壮滋潤の働きがあり、下半身の衰弱を補い、腎気を強めてくれます。八味地黄丸は、他に茯苓、沢瀉を含むので、利水作用により尿利を整えて排尿困難を治し、口渇を止めます。八味地黄丸は、主に男性の中年以後の老化現象に伴う病態に用いる場合が多いですが、応用として、産後の脚気や歩行困難に用いる場合もあります。

 四物湯は、当帰、芍薬、川芎、地黄の4剤から成ります。4剤とも造血剤、補血剤であるため、血虚の聖剤、婦人の聖薬と言われています。当帰は血液そのものや血液成分を造り、地黄は血液成分の変化から起こっている血流の異常を正常化し、芍薬は血液成分中の水分の利水作用があり、川芎は血中の気を巡らす働きがあります。月経不順、不妊症、皮膚病などに用います。この漢方薬をベースに発展した漢方薬がいくつかあります。十全大補湯、温清飲、七物降下湯、芎帰膠艾湯は全て四物湯の4剤を含み、他の生薬を加味して発展させたものです。芎帰膠艾湯は、四物湯に艾葉、阿膠、甘草を加えたもので、止血作用があります。流産による出血、痔出血などに用います。流産予防として用いる場合もあります。

 地黄の注意点は1つ、消化を抑える働きがあり、胃腸の弱い方は胃がもたれたり重く感じる場合や下痢をする場合があります。ただ、他の生薬を加えるなどで対応可能な場合もあるので併せてご相談をさせていただきます。