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畑は正直です。さぼった分だけ雑草が伸びます。時間が足りませんが、頑張って抜いていきます。


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無農薬野菜です。義母が作ったものです。やはり本物の味は違います。


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はとむぎ

2017年07月19日

今回は、薏苡仁という生薬を紹介します。

 薏苡仁は、イネ科のハトムギの種皮を取り除いた種子です。ハトムギは和名で鳩麦と書き、鳩が食べる麦を意味すると言われています。種皮が付いたままの種子をハトムギまたは薏苡、種皮を除いたものを薏苡仁と言います。薏苡仁は直径5~6mmの広卵形で、背面は丸くふくらみがあり腹面の中央には縦に深い溝があります。色が白く大粒で脂肪が多く、噛むと歯に粘着するものが質の良い薏苡仁です。

薏苡仁はいぼとりや魚の目、肌荒れによく用い、肌の老化防止にも良いと言われています。薏苡仁を用いる指標の1つとして、サメハダのようにザラザラしている場合を考えます。血燥を潤し、瘀血をめぐらして炎症をクールダウンさせる働きがあり、にきびに用いる場合があります。また、湿を通じる事で利尿作用、排膿作用や鎮痛作用もあります。ほかにも腫瘍を抑制する効果があるとのデータもあります。

薏苡仁は単独でヨクイニン末として用いる場合もありますし、薏苡仁湯や麻杏薏甘湯など漢方薬として用いる場合、他に漢方薬に薏苡仁を加えて用いる加味する場合があります。麻杏薏甘湯では、薏苡仁は麻黄と組んで冷えた体表部の水、湿を除いて血燥を潤して疼痛を治します。そのため関節痛、神経痛や筋肉痛に用います。体表部が開放している状態のところに風や寒によって冷やされて皮膚表面の機能低下が起こり、熱や汗が発散できずに湿が皮下に停滞すると筋肉痛や関節痛が起こります。夕方に痛みや熱が強く出やすくこのような症状の時に用います。薏苡仁湯は麻杏薏甘湯を変化させたもので血行障害の改善をさらに計っています。加味する場合によく用いるのが桂枝茯苓丸に加えた、桂枝茯苓丸加薏苡仁です。桂枝茯苓丸は駆瘀血剤としてよく使われる漢方薬です。肉や脂を好んで食べ、代謝できずに蓄積していくと血液がヘドロのようになりドロドロと流れなくなります。このふる血を破って血流をよくするのが桂枝茯苓丸です。瘀血体質があり、皮膚に異常がある人、特に角質化したものがある人には桂枝茯苓丸加薏苡仁を用います。赤味を帯びているにきび、進行性指掌角化症、肝斑などに効果があります。