西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

今月のおめでた
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むつごろう畑の近況報告

蒼朮(そうじゅつ)の花の開花が終わり、薬草畑では冬支度が始まります。蒼朮の茎はとても固く、そのままの形で春まで立ち続けます。


むつごろう新聞

トピックス情報

店先の「ヒバの木」です。この木から蝋燭ができます。冬に向けて油の補給に実を鳥が奪い合います。もうすぐ、静岡も寒くなります。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

初夏の思いで

2010年07月09日

この写真は、初夏の7月1日、東邦大学名誉教授の二階堂先生にご住まいがある長野県の安曇野で、漢方の薬草「黄連」の自生場所を案内された時のものです。このときは、漢方が好きな私にとって震えが来るほどの感動でした。もちろん私たちが今使っている「黄連」も越前産の山に自生するものを使っています。質が良い生薬を使うことができることに大変喜びを感じております。

田舎育ちの私は、毎年この時期になると多くの昆虫との共同生活を思い出す。蛙に、カナブン、蛾、クワガタ、カブトムシ・・・。中でも強烈なのは、湿気の多い風呂場の隅に隠れている長さ20センチ、幅親指サイズのムカデである。私が頭を洗っていると、足首にしがみつくいやな感じがして、手で振り払うと激痛が走る。刺された足は1、5倍に膨れ上がる。漢方薬では、このムカデを百足といって、黒焼きにしたものを粉末にして、リュウマチや、神経痛に使用する。強毒に体が刺激され痛みによく効くようであるが、さすがに試す気にもならない。腫れは一週間でひいてはくるが、治りたての痒みがまたたまらない。都会で生活するようになり、その感覚を忘れていたようだ。植物の匂い、朝の清々しさ、夕方の虫たちの音色。そこにいるだけで命が躍動する。ムカデの動きを見ているだけで、腹の底から、生命力がわき出てくるような気がする。柔道で、相手と激しくぶつかり合っている感覚に似ている。
話は変わるが、運動も筋肉痛になるぐらいやらないと筋肉が太らないそうだ。また、ある程度の刺激がないと、人間の免疫力はあがらない。悔しさ、驚き、痛みは人を強くする。ガンや白血病を治した、千葉大の漢方の名医小倉重成り先生は、1日縄跳び5000回を推奨されていた。私も感化され試してみたものの300回を続けて3日でギブアップとなった。専ら運動は、縄跳びから柔道に変わり、打ち込まれながら、肌肉を鍛えている。痛みで眠れない日はほとんどなくなった。

虫たちとの共同生活は今の私にとって大切なよき思い出である。生活がスマートになるほど雑草や虫たちと縁遠くなる。しかしそこにはとても大切ないきる知恵が隠されている気がしている。今年の夏は田舎へいって虫たちとの共同生活を試みてはいかがでしょうか。

薬剤師 鈴木寛彦