西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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畑は正直です。さぼった分だけ雑草が伸びます。時間が足りませんが、頑張って抜いていきます。


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無農薬野菜です。義母が作ったものです。やはり本物の味は違います。


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「漢方の臨床」への寄稿論文

2013年09月06日

その一部をご紹介いたします。

生薬の作り方

昨年は2回目の芍薬の収穫の年となった。芍薬の収穫は5年置きであるため、10年で2回しかできない。気が長くなる話である。数年前「漢方の臨床」で芍薬の加工作業の話をさせて頂いたことがあるが、その重要点は、1)良い種の選別 2)生薬の育つ環境 3)乾燥方法であると考えている。種や苗は、東邦大学小池教授、田畑隆一郎薬学博士、北里大学吉川名誉教授、栃本天海堂の姜先生から純粋なものを分けて頂き、伊豆の山中の寒暖の差がある場所で無農薬有機肥料にて栽培を行い、自らの手で一本一本大切に乾燥して仕上げた。乾燥方法では、芍薬の場合、日本薬局方乾燥減量の規格に合わせるため、赤外線水分計を使い、乾燥機の温度を35℃から50℃に少しずつ上げ24時間、45時間、57時間乾燥したものを測定。結果、18.7%、5.9%、5.6%の水分量となり合計57時間のものを採用した。(規格は14%以下)1750Kgのドロ付き芍薬を、800Kgの原料芍薬と、950kgの苗やドロに分けその後20日をかけて乾燥芍薬に作り上げる。年末から始めてその作業は4ヶ月を要した。

当帰の葉が生い茂る夏の暑い日、その葉っぱを買い物袋一杯もぎ取りそのままお風呂に入れて入浴してみたところ、体がぽかぽかして一晩熱くて眠れなかった。皮膚も滑々して髭剃りが3日間大変楽であった。もし取れたての生薬で漢方薬をつくりその場で服用できたらどれほど有効であるのかと胸が躍ったことを思い出す。味(効)を出すための生薬の作り方は、純粋な有効複合成分を生薬の中で増やす環境を作って上げられるか、そしていかに生薬のもっている薬力を損なわないように加工し、有効成分を壊さない様に効率よく体内に入れることが出来るかである。雑草との共存、生薬の干し方、そして煎じ方、酒煎、酒服、丸薬、散薬・・・1つ1つ大切な意味が隠されている。効かせる為にはやはり基本が大切である。

薬剤師 鈴木寛彦