西洋医学で治りにくい病気こそ“漢方”の出番です…皮膚病、不妊症、癌、膠原病など

むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

畑は正直です。さぼった分だけ雑草が伸びます。時間が足りませんが、頑張って抜いていきます。


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無農薬野菜です。義母が作ったものです。やはり本物の味は違います。


ノルウェーからのお便り
紫雲膏
むつごろう八選茶

漢方を煎じるとは

三千年の昔からお米のご飯と漢方薬は煎いて始めて効が出る

漢方薬…この確かなものの確実な効果はさむけや熱なら半日以内に、痛みや痒みも翌日にはうすらいで行き、煎じ薬がのどを通る瞬間に手ごたえがあるから不思議なものです。

本物かインスタントか…漢方薬は昔からお米と同じく心を込めて炊きあげて病人に進ぜたものなのです。今はやりのザラザラしたエキスや錠剤は便利ではありますが、インスタントコーヒーやお弁当屋さんと同じもので、形にはなっていますが味もそっけもありません。第一においしく食べさせたい、治したい、治りたいの心が通っておりません。喘息の薬やかぜ薬を煎じる香りをかいだだけでも胸もとがスッキリしたと言う漢方薬だけの持っている気を開く特効はエキス剤にはありません。

基本は煎じ薬で…熱で苦しむ時、耐えられない痛み、激しい喘息、西洋薬では副作用が強すぎて恐い…こんな時には先ずきちんとした煎じ薬対応せねばなりません。数日で験(げん)が見えてくるものです。何の反応もなければそれは薬が合っていないのです。漢方薬には副作用が無い代りに証(しょう…漢方的診断)の取り違えがあります。この証で私共は日夜苦労しています。煎じ薬でなければ確かな証の確認ができないのです。急性期が無事収まれば便利なエキス剤でも良いでしょう。しかし漢方薬として立派に批判に耐え得るのは煎じ薬であることを忘れないで欲しいのです。ですから、エキス剤で効果がなく同じ処方の煎じ薬を飲んだらよく効いたという笑い話にもならない現実も度々あります。また、私達が使いたいすべての処方がエキス剤になっていませんし、八味地黄丸や当帰芍薬散のように、三千年来の経験から「丸」や「散」として用いた方が効果的であると先人が考察したものを無理に「エキス剤」にしたものはやはり本来のものよりは効果が落ちるようです。

賢い75歳になるおばあちゃんの物語…きれいな白髪がよく似合う背の高い痩せ形の婦人。まだ店頭に立って一切を取り仕切っているが、最近疲れが出て、気が滅入ってしまう。もう少し頑張ってみたいと言う。食が進まず、おへその上の動悸が気になり、時々寝汗もかくと訴える。私は柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)をすかさず選び、「お店のこともあり、煎じる手間が大変でしょうから」とエキス剤を出そうとしたら、逆に怒られてしまった。「飯を炊くのを億劫がっていては女は勤まらない。ご飯と同じなら水道水ではなく名水百選で、しかも土瓶が一番味がよい」と。恐れ入ったのは私の方で、間もなくすっかり気力を取り戻し、にこやかな顔で、薬を取りに来る度に「煎じ薬を作る度に張り合いが出ます。これは私にとっては命の水です」とお礼の言葉をいただく。このおばあちゃんはきっとこのまま百歳までも長生きすることでしょう。

天然物だから最後の最後まで…60歳の婦人。背が低く、体重は60㎏でだるま様のようにコロコロ、少し物に当っただけで紫色に内出血を起こし恥ずかしくてスカートもはけないと言う。瘀血(おけつ…ふる血の滞り)と睨んで桃核承気湯(とうかくじょうきとう)を投じて毎日快便を得、食事に注意し、散歩を楽しむこと6カ月後には体重50㎏を割り、最高が180最低が120もあった血圧は130/80と安定し、トクホンをべたべたと張っていた膝の痛みも忘れてしまった。

これほどに効く漢方薬をゴミに出すのはもったいないと煎じた滓を花壇にまいたら、取っても取っても次々と出てくる虫が姿を消して、植物達も生き生きとしていると喜んでいる。煎じ薬は人間様の瘀血だけでなく畑の瘀血も一緒に除いてくれたのである。

煎じたカスを太陽に当てて乾燥し、お風呂にいれると大変に温まって具合がよいと喜んでおられる方も多い。これは体を温める作用のある煎じ薬の方が効果があるようです。