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むつごろう薬局「自然の漢方薬で赤ちゃんはきっとできる」

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むつごろう畑の近況報告

蒼朮(そうじゅつ)の花の開花が終わり、薬草畑では冬支度が始まります。蒼朮の茎はとても固く、そのままの形で春まで立ち続けます。


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店先の「ヒバの木」です。この木から蝋燭ができます。冬に向けて油の補給に実を鳥が奪い合います。もうすぐ、静岡も寒くなります。


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漢方勉強会「無門塾」の発表  センキュウ

2017年06月02日

 今回の勉強会は、漢方生薬センキュウです。

 この生薬は、古方派漢方では、「血中の気薬(けっちゅうのきやく)といって、気をめぐらす作用があります。私のお客様で10年間の不安神経症の方が、センキュウを使った、応鐘散(おうしょうさん)という漢方薬1か月服用で改善されました。このセンキュウという生薬は、漢方薬の不眠症のお薬「酸棗仁湯」にも入っています。この場合、茯苓という生薬との相乗効果で、より精神を安定させます。

 

センキュウについて、詳しく述べてみます。

 選品

微に苦く辛く香気の強いもので内部があめ色で重く固いものが良品。

 

薬能

血中の気薬で血気の滞りをめぐらす作用

1)当帰(陰性の駆瘀血剤)と組む事により、腹痛、冷え、生理異常、下血、帯下を治す。2)茯苓(利水剤)と組む事により、頭部の鬱血を除き不眠を治す。

3)大黄(通利剤)と組む事により、目の充血、脂漏性湿疹、副鼻腔炎、歯痛を治す。

 

古典の記載

「味辛温、芳烈(香りがきつい)、上頭脳に上達し、下瘀血を破り、気血を順らすの能有り、以って頭痛、腹痛きゅう痛、経閉、諸瘡毒を療す」(古方薬品考)

「味辛温、頭痛、金瘡(切り傷)、血閉、心腹堅痛、半身不遂、鼻洪、(濃い膿のような鼻汁)、吐血及び溺血を主り、膿を排し、気を行らし、欝を開く」(古方薬議)

「辛温、風湿脳に入り、頭疼(頭がうずくように痛いこと)寒痺(寒さでしびれる)するを治し、血を補い、燥を潤おす」(薬性提要)

 

臨床のコツ

「血中の気薬」と言われる川芎は、駆瘀血剤と組む以外に、気剤の中に用いるとよい場合がある。気剤の半夏厚朴湯に川芎を加味して、生理不順や不妊症で効果を出している。和剤局方の川芎茶調散は、川芎を主薬として気剤を合わせたもので、血の道症、頭痛に効果がある。

 

常用量

2~5g

 

使用上の注意

胃腸虚弱、胃内停水の者に用いると、食欲減退、胃痛を起こすことがあるので減量して用