世界を、こんなふうに見てごらん
千葉県佐倉市にある,みどりの薬局の田中まちこ先生から一冊の本が届いた。
題名が「世界を、こんなふうに見てごらん」(日高敏隆著)である。その内容の一部を紹介させていただくと、「人間は理屈にしたがってものを考えるので、理屈が通ると実証されなくても信じてしまう。」とあった。よく世間を騒がす詐欺事件もこの原理をうまく使っている。私たちが使う漢方薬はまるで正反対で、実証が先で理屈が後について来る。実践派の口下手の先生ほど腕が確かの場合が多い。これだけ、インターネットで情報が公開されると、情報が多すぎてなにを信じていいのかが分からなくなってしまい,つい理屈が通るものを鵜呑みにしてしまう。私たちが力を入れている「不妊症」のご相談の方も多く多くの情報に迷われている。
本の内容は続く、「自分の精神のよって立つところに、いっさい、これは絶対というところはないと思うと不安になるが、その不安の中で、もがきながら耐えることが、これから生きていくことになるのではないかと思う。・・・やわらかで何ものにも縛られない、科学ではなく知性こそが、そのいきものの本当の力だと思っている。」と結んでいた。
なかなか、奥深いものを感じた。皆さんもぜひお読みになってはいかがでしょうか。
薬剤師 鈴木寛彦

