常連の女性。子供がインフルエンザにかかり、それをもらったようで、寒気、倦怠感、腰痛があり、熱は39度出たという。この方は、なるべく新薬は飲みたくなく、漢方薬で治したいとのこと。まず、麻黄湯を飲んでもらうことに。麻黄湯を飲むと汗が出て熱が下がり、また半日位すると悪寒発熱が来るので、また麻黄湯を飲み発汗させるようお伝えした。そしておそらく2~3日くらいすると微熱に変わって症状が落ち着くので、そしたら柴胡桂枝湯を飲むようにお伝えした。その後、来局。言われたとおりになったとおっしゃり、麻黄湯を飲むと汗が出て熱が下がり楽になったという。そして3日目には高熱が出なくなって微熱に変わり、少し胃が気持ち悪くなったが、柴胡桂枝湯を飲むと、また汗が出て微熱が下がり、胃がすっきりし、食欲も出て調子が良いと喜んでおられた。

仕事のストレスが続いていたせいか、ここ1年くらいぐっすり眠れなくなった。寝つきは悪くないが、寝ても2~3時間経つと目が覚める。病院で睡眠薬を出してもらおうか悩んだが、癖になると聞き、まずは漢方薬を試してみようと来局された。

性格は、神経質で細かいことを悩んでしまう性格。またせっかちでイライラしやすいが、会社などでは我慢して溜め込んでしまうという。夢を多く見る。肩こりあり。朝起きても疲れが取れていない感じがずっと続いている。

漢方薬の抑肝散加陳皮半夏を処方。飲んで2週間すると、今まで2~3時間で目が覚めていたのが、4~5時間は眠れるようになった。その後継続していくと、次第に疲れにくくなり、朝の目覚めも良くなった。それから約1年間服用し、漢方薬を止めたがそれでも眠れている。現在は、ストレスなどが溜まって眠れなくなった時だけ服用するようにしている。

4,5年前より、両足の先にしびれを感じようになった。病院でMRIを撮ったが脳に異常は無い。マッサージや整体では、腰からきているのでは、と言われて1年くらい通ったが、いずれも改善されなかった。知人から漢方薬を試してみては、と紹介され来客された。

顔色は、色白で寒々とした感じ。聞くと足は冷えやすく、しびれも冬になるとより悪化するとのことだった。肩こりあり。便秘は無いが、時々お腹が張ったり、腰痛が出たりする。菓子パンや果物を好む。

漢方薬の当帰四逆加呉茱茰生姜湯を処方。飲み始めて1ヶ月、足がポカポカし、しびれ感が半減。そのまま継続すること3ヶ月、しびれ感はほぼ無くなった。

3年前より、動悸がし始め、病院で検査を受けたところ、心房細動と診断。発作が出たときだけ、サンリズムという発作を抑える薬を飲んでいる。薬を飲めば、発作はおさまるが、最近動悸の頻度が増え始めたため、漢方薬を試してみようと来局された。

性格は、神経質で心配性。取り越し苦労が多く、特に体のことは、一度気にかかると考えすぎることが多い。胃腸は、やや弱めで、小水は近く、時々膀胱炎を起こす。血圧は、高くなったり、下がったりと変動が激しい。季節の変わり目や、疲れたときなどに動悸が起きやすい。

漢方薬の柴胡桂枝乾姜湯を処方。飲み始めると、とても気持ちが落ち着き、よく眠れるようになったという。また、血圧の変動も小さくなった。その後、徐々に動悸の起こる回数は減り、飲み続けて1年が経過した頃には発作はほぼ起きなくなった。

3年前に、肺ガンが見つかり、手術切除、放射線治療を行った。その後、ガンの予後は良好であったが、3ヶ月前より、動悸・息切れがするようになり病院へ。診断は、間質性肺炎だった。(マーカーKL-6:830U /ml)動悸・息切れは、特に階段を登ったときや散歩中にひどくなり、脈も多くなる。

漢方薬の炙甘草湯を処方。飲み始めて1ヶ月が経った頃より動悸・息切れが軽くなってくる。疲れやすさも前より良い。そのまま同処方を継続。半年後の検査でレントゲンで異常なし。KL-6も390U/ml(基準値500U/ml以下)まで下がったと喜ばれた。その後も漢方薬を継続しているが異常はない。

今月のおめでた

むつごろう畑の
近況報告

  • むつごろう畑が銀景色に包まれました。これで天日干し中の当帰の薬効が高まるかな?それにしても綺麗です。(H24年1月12日撮影)

    むつごろう畑が銀景色に包まれました。これで天日干し中の当帰の薬効が高まるかな?それにしても綺麗です。(H24年1月12日撮影)

トピックス情報

  • 毎日寒い日が続いています。比較的暖かな静岡ですが、駿府城薬草園はとても静かです。

    毎日寒い日が続いています。比較的暖かな静岡ですが、駿府城薬草園はとても静かです。