3~4ヶ月前に風邪を引いて以来、咳が止まらない。病院で咳止めや漢方薬をもらったが改善がみられず、煎じ薬をためしてみようと来局された。咳は乾燥したような咳で、連続して起こる。痰は切れにくく出にくい。咳のし過ぎで胸やお腹が痛む。

漢方薬の柴陥湯を処方。飲み始めて1週間くらいすると、痰が出始め、それと共に咳も減り始めた。2週間後には咳が半減し、約1ヶ月で完治した。

半年前に風邪を引いて、風邪は治ったものの咳だけが収まらないとのこと。病院でもらった咳止めや抗アレルギー剤、漢方薬など、いろいろ試したが治らない。咳は、乾燥した咳で、一度起こると止まらなく連続で起こる。痰は出にくく、のどの痛みは無い。体質は、もともと丈夫だが、アレルギー性鼻炎やほこりなどで咳は出やすい。舌を見せてもらうと白いコケが付いている。また、晩酌はビール1~2本/日、たばこを日に10~20本、脂っこいものや肉料理を好む。

漢方薬の柴陥湯を処方。飲み始めてしばらくすると、水っぽい痰が出始め、その後咳が収まってきた。約1ヶ月の服用で咳は出なくなった。その後も咳が出ることがあるが、この処方を服用するとすぐに収まるという。

この方の場合、酒やたばこ、肉料理など、普段から"毒"が胸部に溜まっており、これが風邪を引き金として咳をもたらしたと考えられる。柴陥湯は、胸部の毒を流すことで咳を治す。

半年前に風邪を引いて以来蓄膿症(慢性副鼻腔炎)になった。ひどいとほおが腫れ、痛み、首筋も凝って頭痛がすることもある。また、鼻水はつまりがちで出にくいが、お風呂や運動などで体が温まると出てくることがあり、その膿は臭いにおいがあって、時々出血を伴う。病院で抗生物質を処方され、一時飲んだがあまり効果は見られなかった。食事は、甘いものが好きでよく食べる。酒はビールを少し飲む程度で煙草は吸わない。

漢方薬の葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)と排膿散(はいのうさん)を合わせて処方。飲み始めると、鼻づまりがとれ、鼻水がたくさん出始めた。その膿は濃い黄色で、臭いにおいの鼻血もたくさん出るという。そして、鼻水が出ると、ほおの痛みが楽になり、頭痛も減ると言う。そのまま同処方を継続していくと、鼻水は次第に出なくなり、約半年の服用で根治した。

1年前にひどいめまいに襲われ、天井がぐるぐると回り、ひどいと吐いたと言う。病院でめまいの薬や血液の循環をよくする薬をもらって飲んだが、1時的にはよくなるが、また度々繰り返した。また、同じ時期から右耳がふさがるようになり、音が聞こえにくくなった。

聞くところによると、当時はかなりのストレスがあったと言う。もともと性格が几帳面なせいもあり、ストレスには弱いと言う。肩こりも激しい。顔色は、少しくすんだような血色の悪い色である。眠りは浅い。

漢方薬の小柴胡湯(しょうさいことう)を処方。飲みはじめて2週間で、肩こりがとれ、夜ぐっすり眠れるようになったという。そのまま同処方を継続してもらうと、次第に顔色も良くなり、耳のつまりもとれ、めまいも起きなくなった。

小柴胡湯は、ストレスによる体の疲れや緊張を緩和し、肩こりやつまりをほぐし、その結果、耳の三半規管が正常に働くようになったと考えられる。

20代の頃より、花粉症になり、春先(2月~5月頃)になると、鼻水、くしゃみ、目のかゆみがひどい。また、ひどくなると頭がボーッとするように重くなることがある。いつもは、市販の点鼻液を使っているが、年々症状がひどくなるため、漢方薬で体質改善をやってみようとドラッグストアーで小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という漢方を買って飲んだが効果はあまりなかったため、漢方薬局を訪れて来られた。

既往歴は、小児喘息があり、現在は治っている。また、甘い物や炭酸ジュース類、アルコールを良く好む。軽い冷え性や肩こりらはあるが、その他に特に大きな病気はない。生理も順調。ただ、若干胃が弱く、食べ過ぎると胃がもたれる。

漢方薬の香蘇散(こうそさん)をせんじ薬で処方。飲みはじめて2~3日が経った頃から、鼻水、頭重、目のかゆみが軽くなり、毎日服用していると花粉症が軽くすむ。それ以来、花粉が飛び始める少し前から終わるまでは香蘇散を毎年服用されている。

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今月のおめでた

むつごろう畑の
近況報告

  • むつごろう畑が銀景色に包まれました。これで天日干し中の当帰の薬効が高まるかな?それにしても綺麗です。(H24年1月12日撮影)

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トピックス情報

  • 毎日寒い日が続いています。比較的暖かな静岡ですが、駿府城薬草園はとても静かです。

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